多文化共修COIL「日本とウクライナを結ぶ詩と感情」が開催されました
2025/5/26
5月20日、特別講義「シン・学問のすすめ~大学生の心理とアイデンティティ形成」(坂井貴文学長発案の新入生向け心理教育シリーズ講義)の第5回が開催されました。本講義は多文化共修センター趙丹寧准教授と野中進理事(教学・学生担当)・副学長、ウクライナ・ポルタワ国立教育大学(PNPU)の世界文学講座長Olha Nikolenko教授およびKateryna Nikolenko助教の主催により、両大学共同プロジェクト「ウクライナの学生と教師のメンタルヘルスとレジリエンス促進に関するCOIL(オンライン国際共修)」の一環として実施されました。
当日は、本学から約120名、PNPUから約30名の学生に加え、PNPUの学長Marina Grynova氏、言語・ジャーナリズム学部長Oksana Kirilchuk氏、教育・芸術学部長Natalia Sulaeva氏、外国語研究所所長Marina Zuenko氏が参加しました。講義では、ウクライナの国民性と文化の紹介、感情心理学と森田療法に関する講義に続き、両国の学生が詩を紹介し合い、また本学合唱団の合唱とPNPUのNatalia Sulaeva学部長および学生によるウクライナ民謡の披露により、文学と音楽を通じた感情の共有が行われました。最後に、学生が体験した感情反応が紹介され、日本では「感動」、ウクライナでは「心の安らぎ」が最も多く見られました。感想には、「感情は世界共通」「世界の平和を心から祈った」「日本人学生は真摯で思慮深く感動的だった」との声が寄せられました。本講義はポルタワ地域のニュースにも取り上げられました。
https://poltava.to/project/9597/
本学が推進する「大学の国際化によるソーシャルインパクト創出支援事業」の一環として意義深い取り組みとなりました。