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国際交流・留学

理工系学生のためのCOIL+海外短期研修(タイ・カセサート大学):気候変動と都市課題に挑むブレンド型の国際共修PBLを実施

2026/4/1

3月1日~3月17日の2週間、理工系学生を対象とした授業科目「AL2(COIL+海外短期研修)」(国際本部 越智貴子准教授担当)として、本学協定校であるカセサート大学において同大学学生と本学学生が国際共修PBLを実施しました。本授業は、オンライン国際共修(COIL)と約2週間の海外研修を組み合わせ、協働学習を通じて専門知識を社会課題の解決(ソーシャルインパクト)につなげることを目的としています。

現地にて事前オンライン学習に続く対面プログラムのスタート(写真中央が越智准教授)

国際PBLのテーマは「気候変動」です。バンコクをフィールドに、都市型洪水、緑地と洪水の関係、都市交通と暑熱環境など、都市生活への影響について日タイ混合チームで調査・分析を行いました。参加者は両大学の応募者から選抜され、埼玉大学16名、カセサート大学18名で国際チームを編成し、留学前はCOILによるオンライン協働学習を実施し、カセサート大学工学部教員の講義を通じて基礎知識を共有しました。現地ではフィールド調査とデータ分析を行い、地形・排水・緑地といった都市構造に加え、交通量、体感温度、移動時間などのデータを用いて都市課題を分析しました。
学生が取り組んだ主なテーマは次のとおりです。
•    雨の日の暮らしを守る:埼玉県の中小企業の技術も参考に実践可能な洪水対策を提案
•    緑で減らす洪水リスク:群馬大学の若井明彦教授が開発したTAG-FLOWモデルを用い、洪水と緑地の関係を分析
•    日常の移動を快適に:移動ストレスをデータで可視化し、快適な移動ルートを提案

解けるか気候変動の課題!?」多様な理工系分野の知識を活かして解決に取組む学生

研修期間中には、カセサート大学での授業聴講や研究室訪問に加え、バンコク都やタイ内務省を訪問して、都市の防災・減災政策について担当者から説明を受けました。また、世界遺産アユタヤでは日本人村を訪問し、タイと日本の歴史的交流について学ぶなど、都市の課題を社会・文化の視点から理解する機会を得ました。
研修の成果発表では、タイの政府機関や埼玉の中小企業の技術に加えカセサート大学の授業科目聴講や研究室訪問で得た知識を活かして気候変動課題の解決策を見出しました。
今後も海外協定校と連携したCOILと海外研修を組み合わせた国際協働教育をさらに発展させ、2026年度夏季にはオーストラリアのロイヤルメルボルン工科大学(RMIT University)で同様のプログラムの実施を予定しています。

タイ内務省DDPM:災害防止軽減局
バンコク都を視察し、タイの気候変動・防災施策を学ぶ学生
カセサート大学の研究室で説明を受ける学生
研修成果を発表する学生
アユタヤ日本人村の寺院の鈴
ワット・マハタート寺院

風鈴の下に集まると、どこからともなく風が吹き、きれいな音が響きました。約400年の時を越えて、この場所で日タイの学生の交流を祝福してくれているのかもしれません。

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