ジョブローテーションが、私の"できる"を増やしてくれる。

総務課　川亦

－所属部署と仕事内容について－

私は現在、総務部総務課総務係に所属しています。総務係は大学の窓口として、学内外から寄せられるさまざまなお問い合わせに幅広く対応する部署です。また、大学全体に関わる会議（全学運営会議・教育評議会・役員会等）の運営や議事要録の作成、卒業式・入学式など各種行事の企画・実施も担当しています。
総務係は業務の広さから周囲に「何でも屋」と言われることがありますが、大学のあらゆる側面に関われる、とても奥深い部署だと感じています。異動して間もないため、まだ分からないことも多いですが、日々の業務を通して大学のことをさらに理解し、少しでも貢献できるよう取り組んでいます。

－仕事をする上で心掛けていること－

私は、「周りをよく見ること」を日頃から大切にしています。
上司や先輩だけでなく、後輩の働き方や考え方、コミュニケーションの取り方からも学ぶことが多く、日々新しい気づきを得ています。
自分ひとりでは思いつかない視点を得たり、より効率的な業務の進め方を身につけたりするためにも、常にアンテナを張り、「どうしてその方法を選んだのか」「どのように工夫しているのか」を積極的に質問するよう心掛けています。
私の周りには、ひとりで抱え込まず周囲の意見も参考としながら円滑に業務を進める方や、必要な情報を的確に集め、すぐに共有してくれる方など、自分もこうなりたい、と尊敬できる方がたくさんいます。
そうした姿勢を間近で見られる環境に感謝しながら、自分も少しずつ吸収し、将来は実践できるよう、日々意識しています。

－職場の雰囲気や働きやすさ－

埼玉大学は周りに相談しやすい環境が整っていると感じています。
業務の中で生まれた疑問や、業務をよりよくするための提案を気軽に伝えやすく、丁寧に向き合ってもらえることが大きな魅力です。
身近な上司や先輩も、年齢や立場に関わらず、チームとして支え合う意識が高く、日頃から円滑にコミュニケーションがとれる雰囲気があります。こうした環境のおかげで、安心して業務に取り組めています。

－ジョブローテーションについて－

若手のうちは自分の得意分野や業務適性が明確でないことも多いため、数年ごとに異なる業務を経験できることは、自分の適性や強みを知る上でも大きな学びになると感じています。
私は新卒で入職し、１～3年目は学務部教育学部支援室に配属され、この4月から総務部総務課へ異動しました。
初めての異動は、まさに「転職した気分」でした。業務内容が変わるだけでなく、関わる人、働く場所、必要な知識など、環境が大きく変わりました。当初は、右も左も分からないことばかりで不安もありましたが、少しずつ業務に慣れるなかで、「前よりもできることが増えた」と実感できた瞬間があり、それが大きな自信につながりました。現所属と元所属、双方の立場を理解しながら業務に当たれることは、今後自分自身の大きな強みになると感じています。
大学職員の仕事は、部署が変わるたびに新しい発見があります。「どんな仕事が向いているかわからない」「幅広く挑戦してみたい」と思っている方には、とても魅力的な環境だと思います。

－大学職員のやりがい－

以前所属していた部署では、学生や先生と関わることが多くありました。その関わりのなかで、感謝の言葉をいただけたときは、自分の仕事が誰かの力になっていると実感でき、やりがいにつながっていました。
総務課に異動してから、直接学生や先生と接する機会は減りましたが、職員の方と関わる機会が増えました。その中で「依頼の仕方ひとつ」「資料のまとめ方ひとつ」で、相手の負担が軽くなったり、業務がスムーズに進んだりすることがあります。そうした"日々のちょっとした働きやすさ"に貢献できたと感じられる瞬間に、今はやりがいを感じています。
現在の業務は表立って目立つものではなく、自分が貢献できることは小さなことかもしれませんが、バックオフィスの一員として、少しでも業務の負担を減らせるよう、考えながら業務に取り組むことが楽しみとなっています。

－受験生へのメッセージ－

就職活動で、業界研究等に多くの時間を割けるのは、学生の今だからこそできることだと思います。調べているうちに、自分に何が向いているのか分からなくなったり、迷ったりすることもあるかもしれません。今振り返ってみると、悩んでいる時間も、納得できる選択をするうえで大切だったのかなと感じています。
最初から可能性を狭めず、気になるものにはぜひ手を伸ばしていってほしいです。自分でも意外な「好き」や「向いていること」に気づける瞬間があると思います。その選択肢のひとつとして、埼玉大学を知っていただけたら嬉しいです。私はこの職場を選んでよかったと心から思っていますし、やりがいが見つかる環境だと感じています。
皆さんとご縁があり、一緒に働ける日が来たら嬉しいです。