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メジャー 国際ビジネスと社会発展

「国際ビジネスと社会発展」メジャーでは、経済、経営、社会の発展を、グローバルな視点から学びます。みなさんは、こうした勉強を通じて、
①国際ビジネスにコミットできる能力、
②国際ビジネスが先進国や途上国で果たす役割への理解、
③国際社会の諸環境を理解し、 持続可能な社会発展を展望しうる能力
を専門基礎学力として身につけることができます。

みなさんは、このメジャーに所属することで、たとえば、「日本企業にとって海外での活動がなぜ必要なのか」、「多国籍企業が世界の経済に与えるメリットとデメリット」、 「開発途上国の経済発展と地球環境問題の解決は同時に達成できるのか」などの問題に、自ら取り組むことになります。

このメジャーの修了生は、企業、官公庁、NPOなどで、その国際活動を担いうるグローバルな場で活躍できる人材へと成長することが期待されます。 さらに、修士課程に進学することで、国際公務員や国際機関で活動できる人材へと進んでいく途もひらかれています。

必修科目

国際経営論/マーケティング論/アジア経済論/Introduction to Global Business

選択必修科目

経営倫理/雇用関係論/サプライ・チェーン・マネジメント/国際コミュニケーションマネジメント/国際経済論/経済政策論/ミクロ経済学/マクロ経済学/開発論/経営管理総論/国際マーケティング論/国際比較経営論/環境経済学/社会保障論/都市論/Comparative Studies of Management

グローバルな視点で社会・経済の課題を考える

 「国際ビジネスと社会発展」メジャーでは、経済、経営、社会の発展をグローバルな視点から学びます。国際ビジネス分野、国際経済学分野、社会発展分野の3つの分野があり、私が担当する「社会保障論」は社会発展分野の1科目です。
 社会保障制度は、高齢になって働けなくなったり、けがや病気をしたり、失業をしてしまったときなどに、様々な給付を通して私たちの生活を安定させる仕組みです。同時に、所得の再分配によって格差を是正する役割や、消費を下支えすることで景気変動を緩和させて社会・経済を安定させる役割も担っています。
 このように現代社会を根底から支える社会保障制度は、資本主義社会の成立過程で整備されてきたものですが、1980年代以降のグローバリゼーションの進展や産業構造の変化に伴い、格差の拡大・固定化が世界的に深刻化する中で、多くの困難に直面しています。日本では、急速な少子高齢化、経済の長期的な停滞、財政状況の悪化も深刻となっています。最近では、物価の高騰、子どもの貧困、ヤングケアラーといった新しい課題も登場しています。こうした社会・経済の様々な課題をどうすれば解決できるのかについて、現状を丁寧に分析したり、諸外国の事例を学んだりしながら、一緒に考えていきましょう。

社会保障論 大津 唯 准教授

社会保障論 大津 唯 准教授