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学部・大学院等

女子学生入学枠の設置(工学部)

下記については現在構想中であり、内容の変更があり得ます。

埼玉大学では、平成21年に男女共同参画室を設置し、翌年の「埼玉大学男女共同参画宣言」の表明以来、男女共同参画及びダイバーシティの理解促進、女性研究者・技術者の活躍推進、女性教員の採用・登用促進や次世代育成に取り組んでまいりました。さらに、令和2年には「埼玉大学ダイバーシティ宣言」を制定し、令和4年にはダイバーシティ推進センターを設置して、これまでの取り組みを一層強化するとともに、日本が世界的に大幅な遅れをとっているジェンダー平等やダイバーシティ環境の進展のため、地域や社会に多様性と包摂を尊重する環境を根付かせる努力を重ねています。 
 
一方で、女性研究者・技術者のロールモデルの紹介をはじめ、様々なイベントやセミナー等により女子学生の理工系学部への進学を促進してきましたが、本学の学部学生数全体に占める女子学生の割合は35.3%(令和6年度)であるのに対し、本学の理工系学部はこれを大きく下回っており、とりわけ工学部では女子の割合が12%にとどまっています。これは全国の工学部における女子の平均割合(16%)も下回るものであり、本学のダイバーシティ環境推進における課題の一つとなっています。 

このため、教育・研究・就労の場に多様な人材を配置するよう、ポジティブアクション等を採用し、その実現に努めることを掲げる「埼玉大学ダイバーシティ宣言」を踏まえ、本学では令和8年度入学者選抜から、新たに工学部に女子枠(学校推薦型選抜:募集人員20名)を設けます。 
 
女子枠は工学部の中でも女性比率の少ない次の3学科に導入されます。 

機械工学・システムデザイン学科 募集定員 7名
 電気電子物理工学科 募集定員 7名
 情報工学科 募集定員 6名

工学部では、女子枠によって入学した学生が周りの学生を刺激し、単に専門知を修得するだけでなく多様な発想力や能力を持った人材を育成することを目指します。 

なお、今回の女子枠の設置によって、工学部の従来の一般選抜、特別選抜(総合型・学校推薦型)の定員が削減されることはありません。したがって、男子学生の門戸が狭くなることはありません。 
 
この施策を通じて、本学の教育・研究環境における多様性が一層促進され、現代の様々な課題に対処するための能力が涵養されること、さらには、女性研究者・技術者のロールモデルを増加させることで、能力のある女性たちがさらに理工系分野に関心を持ち、進学が促進され、性別に関係なく女性が活躍できる社会の実現につながることを期待しています。

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