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2022/06/29

大企業の解放特許を活用した新商品を学生の自由な発想で提案!

経済学部川端ゼミ所属の3名が「開放特許を活用した学生アイデア発表会in埼玉」で最優秀賞を受賞

Profile

(左から)

経済学部 メジャー国際ビジネスと社会発展 3年
小杉琢朗さん
(埼玉県立不動岡高等学校出身)

経済学部 メジャー経営イノベーション 3年
土屋さららさん
(佐久長聖高等学校出身)

経済学部 メジャー経営イノベーション 3年
大槻健志郎さん
(福島県立福島高等学校)

経済学部川端庸子准教授のゼミに所属する学生は、活動の一環として、毎年 一般社団法人さいしんコラボ産学官が主催する「開放特許を活用した学生アイデア発表会 in 埼玉」に参加しています。そして、2021年度は、本学の学生が最優秀賞を受賞。受賞した3人の喜びの声をお届けします。

食堂のテラス席でインタビューしました

大手食品メーカーの開放特許で魚肉ソーセージを進化させたい!

開放特許とは、その名の通り、企業などが一般に開放している特許のことをいいます(編注:開放しているといっても、誰でも自由に利用可能な特許という意味ではなく、利用するには、ライセンス料や譲渡費用が必要)。

「開放特許を活用した学生アイデア発表会 in 埼玉」は、そんな開放特許を活用した新商品のアイデアを学生が提案するイベント。最終的には、埼玉県内の中小企業が、そのアイデアを使って、商品化・事業化を実現することを目的としています。

さて、このイベントで、私たちが提案したのは「プリプリの食感等を付与できるゲル強度に優れた乾燥卵白」というキユーピー株式会社がもつ特許技術を使って、ヘルシーな魚肉ソーセージを作るというアイデア。

近年、健康意識の高まりとともに、高たんぱく質の食品の需要が増えています。そんな中、魚肉ソーセージは、高たんぱく質の食品として注目を集めていますが、歯ごたえのない食感が苦手という人も少なくないようです。

そこで、先の特許技術を使って、魚肉ソーセージをプリプリの食感にすれば、そのような苦手意識をもつ人にも食べてもらえると考えたのが、提案のきっかけです。

また、魚肉ソーセージは、つなぎに使うでんぷんによって糖質が高くなってしまいがちですが、乾燥卵白をつなぎとして使えば、糖質の抑制も実現可能。つまり食感とヘルシーさの両方の課題を解決できるのです。

実際にプレゼンで使用した資料

優秀賞受賞の感想は「嬉しさ」よりも「驚き」が大きい?

イベントは2021年6月のキックオフミーティング会からスタートし、8月のブラッシュアップ会、10月の中間発表会を経て、最終発表会は12月に行われました。その間には、開放特許をもつ企業に質疑応答する機会もあり、学生である私たちにとっては、なかなか経験できないシーンの連続だったと思います。

発表にあたって工夫したのは、根拠となるデータをできるだけ多く収集・提示し、提案内容の説得力を高めたこと。既存のデータはもちろん、「魚肉ソーセージが健康食品として需要があること」を示すデータは、SNSで呼びかけて実施したアンケート調査の結果を使いました。

さらに、発表の際に投影した資料には、学生らしさを感じてもらえるような演出も。例えば、アイデアをまとめる過程で、皆で集まって様々な魚肉ソーセージを食べ比べましたが、その際の写真を掲載し、楽しい雰囲気を感じてもらえるような工夫を施したのです。その写真がこちら↓

優秀賞を受賞して、もちろん嬉しいのですが、それよりもびっくりしたというのが正直な感想です。他の参加者の発表内容に比べると「少しシンプル過ぎるかな?」と感じていたからですが、いま振り返ると、却ってわかりやすい内容で、背伸びせずに学生の目線で提案したことが功を奏したように思います。

発表会への参加を通して成長できたことは?

現在、私たちのアイデアを元に、ある企業が商品化に向けた取り組みを進めてくださっています。その企業は、埼玉県ではなく富山県にある企業ですが、先日、試作品の第1号が完成し、試食をさせてもらいました。商品化までには、まだ時間がかかりそうですが、私たちも今後がとても楽しみです。

繰り返しになりますが、学生の立場で、イベントに関係する企業や団体、商品化に乗り出してくれた企業の方などと、ビジネスの話ができたのは本当に貴重な経験になりました。Webや書籍など、情報はあふれていますが、やはり直接かかわって話を聞かないと、わからないことは多々ありますから――。

また、今回の活動を通じて、学べたことの1つには、チームワークや協調性の大切さがあります。中学・高校時代にもチームで課題に取り組むことはありましたが、比較的、短期間のものが多かった印象です。しかし、今回の取り組みは半年という長期間のもの。そんな中、各メンバーが役割をしっかりと果たしていかなければ、取り組みは進みません。同じ目標、ビジョンを共有し、取り組みのすべてを自分事と捉えつつ、周りと協力することがやはり重要なのでしょう。

さらに、こちらが伝えたいことを適切に人に伝えるためのプレゼンスキルを磨くこともできました。

発表の際の話すスピードや言葉の選び方、投影資料の内容や表現方法、ストーリーなど、人の心を動かすために求められるポイントについて、川端先生をはじめ、様々な人からアドバイスをいただきました。そのおかげで大きく成長できたと思います。

そのようなスキルは、どのような仕事をする上でも役に立つと思うので、将来何らかの形で活かしたいですね。

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