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埼玉大学教職員における生成AI利活用ガイドラインの制定について

令和5年7月27日

埼玉大学教職員における生成AI利活用ガイドラインの制定について

埼玉大学長 坂井 貴文

近年、人工知能(AI)技術は驚異的な速度で進展しており、文章やプログラムコードなどのテキストや画像、動画などを生成するAI(生成AI)が登場し、誰もが手軽に利用できるようになりました。このような技術の進歩は、人間の活動領域を拡大し、生活を豊かにするというプラスの影響だけでなく、多くの負の側面も指摘されています。

文部科学省においても生成AIの教学面の取扱いについて周知[1]がなされ、各大学がその実態等に応じて主体的に対応することが重要であるとの見解が示されました。このような状況を受けて、埼玉大学では教職員の皆様が生成AIを利用する際の指針をガイドラインとして制定しました。

生成AIは、教員や研究者の創造性を補完するツールでありサポートする存在となる可能性を秘めている反面、情報漏洩や権利侵害に繋がる危険も含んでいます。生成AIを利活用する際には、これらの注意点を十分に理解したうえで、教育や研究の目的を明確にし、その目的を達成するための手段として上手に活用してください。また、生成AIは絶えず進化している技術です。新たな研究や最新の開発に関する情報を常に追いかけ、自己学習とスキルの向上に努めてください。

ガイドラインの目的と構成

本ガイドラインの構成は、本学の業務で生成AIを利活用する際に注意すべき事項を示した基本ガイドラインと、教育、研究、事務業務の視点でそれぞれ留意すべき事項をまとめております。生成AIを業務に利活用する前に自身の業務に関連する内容を必ず確認してください。

なお、本ガイドラインが対象とする生成AIは、ChatGPTに限らずすべての生成AIを対象とします。また、本ガイドラインは、技術の進展や関係省庁の示す指針等の運用状況などに応じて、適宜見直しを行います。

【本件担当】
学長室 senryaku@gr.saitama-u.ac.jp

[1] 令和5年7月13日付事務連絡「大学・高専における生成AIの教学面の取扱いについて(周知)このリンクは別ウィンドウで開きます

埼玉大学教職員における生成AI利活用基本ガイドライン

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