ライフ● 小脳神経ネットワークの動態とその発達機構● 社会性記憶、個体識別のしくみと形成● 動物の集団行動「群れ」の形成メカニズム119【最近の研究テーマ】産業界へのアピールポイント実用化例・応用事例・活用例津田 佐知子(ツダ サチコ) 准教授大学院理工学研究科 生命科学部門 生体制御学領域ゼブラフィッシュ成魚膜電位センサーを発現させたゼブラフィッシュ脳内の様子キーワード ライブイメージング 生体膜電位 神経ネットワーク ゼブラフィッシュ● 生きたまま多数の細胞から同時に、非侵襲に膜電位測定が可能● 飼育コストの低く、飼育が容易なゼブラフィッシュを用いた、創薬・毒性スクリーニングなどへ● ゼブラフィッシュ神経機能の、細胞・個体レベルでの長時間膜電位イメージング系を確立(Sci 体の中では多数の細胞が働いていますが、その機能(健康状態)を調べる指標の 1 つに、生体膜電位があります。たとえば、脳では、神経細胞が発火することで情報を伝えますが、その際には80 ミリボルトといったごく小さな膜電位の変化が起きています。この電位変化をとらえることで、脳や心臓といった様々な器官の状態を調べることができます。これまでは、細い電極を体内に入れて記録することが主流でしたが、私たちは、生きたまま非侵襲で記録できる有効なツールとして、「膜電位イメージング」の開発を行っています。近年、細胞の膜電位を明るさや色の変化としてとらえることができる、センサータンパク質(膜電位センサー)の開発が進んでいます。私たちは、この新規膜電位センサーを、体が透明で生きたまま体内を見ることができる、熱帯魚ゼブラフィッシュに用いることで、細胞の活動(健康かどうか)を、ライブイメージングにより調べています。Rep, 2018, Dev Growth Differ, 2021)特許出願中の展開光で細胞集団の健康状態をしらべる!
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