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「いけばな」から日本の心を学ぶ -古流かたばみ会家元一級教授 角田友仙 氏をお迎えした講義を開催

2023/10/18

先生が生けたお手本を前に記念撮影
これから生け花にチャレンジします

日本人学生・留学生がともに学べる「国際共修授業」として開講されている「Introduction to Japanese Culture」。この科目は、日本文化や芸術に造詣の深い方々を講師に迎え、第一線で活躍する方々から直接お話しを伺うことができるだけでなく、体験や議論を通じて理解を更に深めることができることから、将来グローバルに活躍したいと願う学生や多くの留学生が受講しています。

10月12日(木)の授業では、古流かたばみ会家元一級教授 角田友仙先生を講師にお迎えし「いけばな」を学びました。

最初に、「いけばな」の歴史や流派、フラワーアレンジメントとの違い、そして草花を慈しむ心や道具への向き合い方についてお話しいただきました。講義が行われた和室には、遡ること室町時代にできた建築様式の「床の間」があります。「床の間」は、お客様を歓迎する気持ちを表すための飾り物を置く場所であり、そこに飾る生け花が正面から見て最も美しく見えるように生けます。

学生たちは花選びからはじまり、「いけばな」の基本の形に心を配りながら、真剣な表情で、花に向き合いました。そして学生一人ひとりが「フレンドリー」「初恋」「品」「勇気」「Autumn color」等、考えたテーマに沿って、個性的で美しい作品を完成させました。学生からは、「華道の精神を僅かな時間でも体験し実感することができて非常に嬉しかったです」、「日本語の勉強をしている間、生け花について何回も聞いたことがありましたが、友達と一緒に一つのボウルで生け花を頑張ったという初めての経験がすごく楽しかったです」などの感想が寄せられました。

日本の伝統文化の一つ「いけばな」に触れる中で、古くから育まれてきた「日本の心」への理解を深める講義となりました。

花を摘む学生たち

教育学部農場にて

教育学部農場にて学生たちが育ててきた花々を、学生たちが講義の直前に摘んできて活けました

講義する角田友仙先生

お花選びに頭を悩ませる学生たち

試行錯誤しながらの作品作り

葉を裂いて編み込みました。先生もびっくりのアイデアです

作品を前に先生と記念撮影

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