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理学部 新教育プログラム「HiSEP-Mirai」シリーズを開講します

2023/9/11

埼玉大学理学部では、三菱みらい育成財団による支援事業として、2023年7月から理学部学生に向けた「21世紀型教養教育プログラム」を開発・実施します。
本プログラムでは、「正解のない時代」を生きる次世代理工系人材に必要な「世界観・価値観」を掘り下げ、現代・将来の課題を自ら見つけ、解決する力を育成します。

目的

私たちを取り巻く環境が激しく変化する現代。次世代の理工系人材として理学部で学ぶ学生に向けて、将来起こりうる大きな社会的課題の解決のために、自らが身につけるべき科学的素質に加え、解決に導く「世界観・価値観」を身につけることを目的とします。

教育プログラム

学生が自発的に「正解のない問い」を見つけ出し、理学部各学科で学ぶ専門教育(数学・物理学・化学・生物学)に加え、社会科学(倫理・哲学・宗教・歴史・法学・経済学等)の知識を融合させ、解答へ導きます。

また「現代的な課題」(AIと倫理、感染症対策・温暖化・エネルギー問題、サスティナビリティー・SDGsダイバーシティインクルージョン等)を取り上げ、その解決に向けた取り組みを考え、加えて学内外の文系教員・社会人のセミナーを開講し、異なる視点から得た知識をグループ討論を通して、広げ、深めていきます。

また本学の特徴である文理系学部が1キャンパス内に共存することを生かし、文系学部学生とのグループ討論を通し、様々な社会問題解決のためのものの見方(着眼点)、考え方(論理的思考法)を深め、理系・文系学生相互に学び、深めるプログラムとします。

教育の特徴

「あたらしい文理融合型問題解決スキル形成プログラム」として2単位分の講座を1~2年生に向けて開講します。
●あたらしい「21世紀型文理融合学部基礎教育」の実践、R&D
●文系学部教員・学生との対話型学習
●留学生との対話型学習、そして海外研修等によるグローバル視点での問題解決への発展

目指すべきゴール

個々の学生が、社会問題等を自ら見出し、問題解決に向けた実質的な取り組みと共に、その問題にかかわる自然科学と社会科学の役割について具体的に掘り下げ、レポートを作成します。

第1段階:現代・将来に向けて危惧される社会問題(具体例)を見出し、その概要と社会への影響を考察します。
第2段階:問題を解決するための「理工学分野」の具体的な役割を整理・提案します。
第3段階:問題解決に必要な社会科学の知識を得、その具体的な役割を見出します。

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参考URL

埼玉大学理学部ハイグレード理数教育プログラムHiSEPウェブサイトこのリンクは別ウィンドウで開きます

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