埼玉大学

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ラシャッド・ブフラル駐日モロッコ王国大使が来校されました

2023/5/24

講義後の記念撮影

5月18日(木)、ラシャッド・ブフラル駐日モロッコ王国大使が来校され、学生へ講義を行いました。大使の来校は3年ぶり4回目です。今回、ブフラル大使がズバイダ・クレイマ文化担当参事官を随行されたこともあり、今後本学とモロッコの交流の発展が期待されます。

埼玉大学を訪れたブフラル大使はまず、教養・スキル・リテラシー科目「Introduction to International Relations」にご登壇され、素晴らしいご講義を行っていただきました。講義はモロッコと日本の共通点の紹介から始まり、日本は「日出づる国(land of the rising sun)」と呼ばれるが、モロッコは「日が沈む国(land of the setting sun)」と呼ばれていることや、書道、伝統衣装、食事前に手を綺麗にしたり、家に上がるときは靴を脱ぐ文化があること、茶道や香道の文化があることなどが紹介されました。そして、日本との関係については、何よりも、モロッコの王室と皇室との深い絆があるとお写真を通じご紹介いただきました。

次にモロッコの産業やエネルギーについて触れ、ヨーロッパや北米へ好アクセスという立地を活かして発展してきた自動車産業の他、2030年までに再生可能エネルギーの割合を52%まで増やす目標を掲げていることや、その達成のために力を入れている太陽光発電、風力発電等が紹介されました。

講義の最後には、モロッコの観光地についても紹介があり、世界遺産のフェス旧市街やマラケシュ旧市街、近代都市と歴史的都市が共存する首都ラバトなどの紹介や、スーク(市場)や中庭や噴水などが施された建築などが紹介されました。

日本との共通点がたくさんあり、魅力的な文化や観光地を多く持つモロッコについて学びを深めた学生からは「以前からモロッコに惹かれる部分があったが、食文化や観光業の話しを聞いてより魅力を感じた」等の声が寄せられています。

講義の後、ブフラル大使は坂井学長を表敬訪問されました。
学長表敬では、市橋 秀夫副学長(国際・グローバル教育担当)、加藤 基顧問(埼玉大学フェロー)、齊藤 正人教授(理工学研究科)、長沢 誠准教授(人文社会科学研究科)を交え、両国間における今後の交流の発展について、和やかな雰囲気の中で活発な意見交換が行われました。

ラシャッド・ブフラル大使

講義の様子

(左から)加藤顧問、市橋副学長、ブフラル大使、坂井学長、クレイマ文化参事官、齊藤教授、長沢准教授

表敬訪問の様子

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