JICA×埼玉大学「SATREPS・草の根技術協力事業説明会」を開催しました

2023/5/10

4月24日(月)、 本学と独立行政法人国際協力機構(JICA)の共催で、国際共同研究と成果の社会実装を目的とする地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)(注1)及び大学等が蓄積してきた知見・経験に基づいて提案する国際協力活動をJICAが支援する草の根技術協力事業(注2)の説明会を開催しました。

JICAからは、SATREPSへの参画期待・制度説明につき、ガバナンス・平和構築部STI・DX室の廣澤仁副室長、中島由希子氏より、また、草の根技術協力事業の概要説明につきJICA東京市民参加協力グループの田和美代子氏より、そして最後に、JICA東京 田中泉所長より閉会のご挨拶を頂きました。またSATREPSを共同実施している国立開発研究法人科学技術振興機構(JST)からも国際部(SATREPSグループ)村田副調査役他が参加され、質疑応答等にご対応頂きました。

本学からは、黒川秀樹理事・副学長より開会挨拶を、研究機構戦略的研究領域循環型ゼロエミッション社会形成研究領域長の川本健教授より長年スリランカ・ベトナムで実施してきているSATREPS(注3)の事例紹介を行いました。

なお、本説明会は、実会場とオンラインのハイフレックス形式で開催し、本学と連携関係にある埼玉県立大学および芝浦工業大学等からも多数のオンラインでの参加がありました。全体で60名近い教職員等関係者が参加し、科学技術による国際交流への関心の高さが伺えました。

JICAと本学は2010年に連携協定を締結しており、今後もODA(政府開発援助)スキームの積極活用を通じ、開発途上国での技術協力連携や国際研究開発活動での協働を推進していく予定です。

(注1)JST/AMED-JICA地球規模課題対応国際科学技術協プログラム(SATREPS)
(注2)JICA草の根技術協力事業
(注3)SATREPS「ベトナムにおける建設廃棄物の適正管理と建廃リサイクル資材を活用した環境浄化およびインフラ整備技術の開発」(埼玉大学研究機構 戦略的研究領域 循環型ゼロエミッション社会形成研究領域 国際共同研究)