ごあいさつ

研究者たちの情熱と探求心

埼玉大学における多様な創造的研究の成果


 2012年6月、文部科学省は社会の変革のエンジンとなる大学づくりを目指した「大学改革実行プラン」を公表し、国立大学のミッションの再定義を行って公的機関としての存在意義を明確化するとしました。これに対して、埼玉大学では、そのミッションの一つとして研究を前面に出し、リサーチ・ユニバーシティとしての研究力強化を目指すことを宣言しています。このため、大学構成員の個人的研究を奨励しつつ、組織として融合研究を積極的に企画・展開して、その研究活動および研究成果を発信していきます。


 埼玉大学は5つ学部に対応した多様な研究分野から構成される、謂わば「知の森」です。その知の森を構成するそれぞれの研究分野はまた、多様な木々としての教員の研究から構成されています。森全体を概観することはとても難しく、研究の観点からの埼玉大学の顔は見えにくいかも知れません。そこで、先ずは森に入り込み、個々の木々を観察頂きたく思います。埼玉大学の教員が、研究者としていかに熱き想いを抱き、探求心旺盛に研究を進めて成果を得ているかに注目頂ければ幸いです。


 埼玉大学における創造的研究の成果は、これまでに2回、広報誌「欅」特別号(冊子)に紹介してきました。このたび、それをWeb上に集約するとともに、新たに研究者を加えて埼玉大学の研究の多様性を多くの方々にご覧頂けるようにしました。知の森にある研究者たちの素顔を是非、覗いてみて下さい。