統合報告書2025
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mationInfor活動実績部局紹介財務状況受入手続き30【防災 DX 研究会】【スタートアップ・新規事業創出研究会】埼 玉 大 学 産 学 官 連 携 協 議 会埼 玉 大 学 産 学 官 連 携 協 議 会 研 究 会 の 活 動 について会員企業埼玉大学産学官連携協議会会員企業・団体と埼玉大学研究者による産学官連携活動推進協議会事業研究会活動産学交流の場を提供埼玉大学科学分析支援センターの活用情報提供地域経済の活性化官公庁等埼玉大学埼玉大学産学官連携協議会の役割化し、地 域 産 業の一層の発展を目指しています。さらに、協議会は埼玉県内の経済団体との連携を深め、地域全体の産業競争力を高めるための取組みを推進しています。 本研究会は、防災 DX 技術の基礎・応用技術を習得し、埼玉 大学と協議 会 会員の技 術シーズを深 化・発 展させ、社会・産業界のニーズ解決に貢献することを目的として設立されました。産学官連携での研究活動を通じて技 術情報の公 開、補 助 金の獲 得、共同 研究の実 施、継 続 的活動のためのフレームワーク形成を目指しています。設立前から防災デジタルトランスフォメーションに関する勉強会を開 始し、埼 玉 大 学 堤 田 准 教 授 が 研 究 開 発 中のコンステレーション衛星データ解析技術や、あいおいニッセイ同和損害保険の地方 創生プロジェクト、MS&AD インターリスク総研のデジタル・データ活用の取 組みなどについて紹介し、情 報 交 流を 進 めてきました。また、「防 災 DX 研 究会 セミナー」には、地 域自治 体の防災担当者や地 元 企 業の方など 34 名が参加し、地 域防災の向上を目指してデジタルテクノロジーを活用した地 域防災の取り組みや研究動向について情報共有が行われました。あいおいニッセイ同和損害保険の多嘉良 氏が 市民参加型防災の提 案を紹介し、MS&AD インターリスク総研の堀江氏が災害予測情報の活用事例を提供し、埼玉大学堤田准教授が人工衛星観 測 データを用いた 洪 水浸水 域 推 定の 研 究 事例を紹 介し、活 発 な 質 疑 応 答が行われました。今後も継続してセミナーを開 催する予定です。同 研究への発 展が 期 待される課 題 解決に向けた研究会門 家や 起 業を志 す若 者 たちが 活 発 に 埼玉 大学産学官連 携協議 会は、平成 12 年に埼玉県内の経済団体と埼玉大学が設立発起人となり、地域産業の発展を目的に設 立された任意団体で、事務局は、埼玉大学オープンイノベーションセンターが 担当しています。現在、約 240 社(うち企業約 180 社)の会員が参加しており、企業の経営者や技術者と埼玉大学の研究者との交流を促進する産学交流事業を展開しています。この事業では、大学・企業等との最先端の研究成果や技 術紹介、大学と企業等とのマッチング等を図るオープンイノベーションの場を提供しています。また、埼玉大学からの情報発 信や、共活動も行っています。これにより、企業と大学の連携を強 埼玉大学産学官連携協議会には7研究会があり、社会・産業界のニーズの解決を目的に活動しております。令和6年度に新設した研究会の活動実績を紹介いたします。 本研究会は、日本の経済成長の鈍化や少子高齢化、雇用創出の必要性、イノベーションの推進などの課題に対応するために設立されました。埼玉大学と協議会会員の起業家精神を促進し、新しいビジネスアイデアやイノベーションの創出を目指しています。第 1 回研究会では、埼玉県産業労働部や埼玉中小企業家同友会の代表者、埼玉大学の関係者など 17名が参加し、研究会代表の埼玉大学赤羽根客員教授から本研究会の活動内容、本間教授からアントレプレナーシップ教育の取組みが紹介され、各機関からは、スタートアップに関連した取組みの説明がありました。意見交換会では、スタートアップ企業の支援、新規事業創出のためのアイデアや提案が積極的に出されました。第 2 回研究会では、学外参加者、学生など 72 名が参加し、埼玉大学のアントレプレナーシップ教育やスタートアップ支援の現状を紹介し、起業に関する課題や支援策について多角的な視点から議論が深められました。情 報 交 換 会 では、異なる分野の専意見交換し、産学官のネットワーク構築が促進されました。埼 玉 大 学 の産 学 官 連 携 応 援 団( 埼 玉 大 学 産 学 官 連 携 協 議 会 )

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