統合報告書2025
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学長メッセージ2海 外協定 校埼玉大学卒業・終了後の埼玉県・首都圏北部への定着留学生受入学長のリーダーシップ多文化共修センター留学生派遣留学生への支援三位一体全学あげての取組教職協働産業連携による支援人材育成地域社会(埼玉県、首都圏北部)世界と地域を貫く共通の課題を留学生・地域の人々と共に学ぶ国立大学法人埼玉大学 学長 このような本学の様々な取組や経営に関する情報をステークホルダーの方々に知っていただくために、2022 年度より統合報告書を作成・公表しています。また、本 学が 教 育、研 究、社 会 貢 献への機 能 強 化を続けていくには、皆 様 のご理 解とご 協 力 が 必 要です。皆 様とのエンゲージメントを強 化し、対 話を通して地域社会、さらには国内外のニーズを大学経営に反映させてまいりたいと存じます。この統合報告書が、皆様と本学とを繋げる架け橋となることを願います。 埼 玉 大 学は、1949 年(昭 和 24 年)に旧 制 浦 和 高 等 学 校、埼 玉 師 範 学 校 及 び 埼 玉 青 年 師 範学校を統合し新制国立大学として創立され、9 万人を超える人材を国内外へ送り出しております。本学は現在、教養・経済・教育・理・工の 5 学部、さらに人文社会科学・教育学・理工学の3大学院研究科が 1 つのキャンパスに集まる「All in One Campus」であり、多様なバックグラウンドを持つ学生や 教職員が共創できる環境にあります。そしてそれが、新たな知の融合による幅広い分野の教育・研究につながることで、国内だけでなく世界で活躍する人材の継続的な輩出を可能にしています。 本学では、基本方針として「知の府としての普遍的な役割を果たす」「現代が抱える課題の解決を図る」「国際社会に貢献する」を掲げつつ、2022 年度からの第4期中期目標期間において戦 略 的・重 点 的 に 実 施 する取 組を「埼 玉 大 学 Action Plan 2022-2027」にまとめ、4 つ のVision と12 の取組(pp.7-8「価値創造プロセス」参照)を掲げて機能強化を図っております。 また、この度本学は文部科学省の「大学の国際化によるソーシャルインパクト創出支援事業( タイプⅠ・地域連携型 )」に採択されました。本学は「地方と首都圏」という二面性を持つ 中規模総合大学として、地域社会と連携しながら国際化を推進し、社会に貢献してまいります。本学が推進する「多文化共修」事業は、地域共創、ダイバーシティ課題解決、レジリエント社会研究の三位一体で構成され、学生が多様な文化的背景を理解し、社会課題の解決に取り組む実践的な学びの場を提供しています。本事業を通じて、地域社会と協働しながら、持続可能な社会の実現に向けた取組を一層強化してまいります。ダイバーシティ多文化共 修プログラム地域共創レジリエント社会

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