mationInfor活動実績部局紹介財務状況受入手続き20理工学部研究科イノベーション人材育成部門 HP「課 題 解決 型特別演習」企 業演習風景「課 題 解決 型特別演習」授 業 風景展開されています。これらの経 験は、学生に多くの気づきと成長の機会をもたらしています。 履修した学生からは、「企業では問題解決に加えて、予算や時間、利益といった経済的な観点が重視されており、開発においては、いかに経済的に課題を解決するか、また実験結果をどのように顧客に提示すれば 商品価値を効果的に訴求できるかなど、問題 解決のその先まで考える必要がある。大学の研究室よりも難しいと感じた」といった感想が寄せられています。 また、授業以外の場面でも、本学教員と共同研究を行っている実務家教 員もおり、学生にとっては企 業研究者の思考 法 や 研 究の 進め方を学 ぶ 貴 重 な 機 会となっています。このつながりから、実務家教 員が 所属する企 業で活躍する本学 OB・OG によるキャリア講演会も開催され、多くの学生が先輩の話に熱心に耳を傾けました。 一部の実務家教 員は、工学部における授 業 科目「課 題解決型演習」なども担当し、工学部4年、大学院博士前期課程2年を接続した「6年一貫教育」にも貢献しています。 このように理工学研究科では、科学技術イノベーションの創出に貢献しうる実践力を備えた理工系人材の育成を推進するとともに、企業における博士人材の具体像を示すことで、企 業研究者を志す博士人材の育成にも取り組 んでいます。能 力を有 する技 術 者 や 企 業における人材 育成の中 核を技 術に関 する説 明 や工作 実 習、実 際 の 企 業 で の開 発 体 理 工学 研究科の学生のうち希望者は、企 業が求めるスキルや知識の実 践的学びを通じて、目的意 識を育み、事業化・起 業・イノベーションへの志向を醸 成することに重点を置いた PBL(課 題 解決 型学習)形式の授 業 科目「課題解決型特別演習」などを履修しています。 この授 業は、民間 企 業と本 学との間で 締 結 する「クロスアポイントメント協定」に基づき、企 業からご 紹介いただいた「実務家教 員」が中心になって担当しています。 実務家教 員は現役として企 業で活躍している高度な実務担っている方々ばかりです。 本科目は、よくあるオムニバス形式(同一の科目を複 数の教 員が 担当する授 業 形式)の科目ではなく、実務家教員一人ひとりが、大 学と連 携しな がら、演 習の内 容 の設計、シラバス作成、教 材開発から PBL 形式の演習の指導に至るまでを主体的に実施している点が大きな特徴です。 授 業内容としては、社 会に出た後の実 務 の実 際、企 業が求める ES(就職活動におけるエントリーシート)の書き方、学修した知識をどのように仕事に活かすか、生成 AI スペシャリストによる実践的な活用方法の講義に加え、ゴム験、IoT ツール開発、ドローンの操 縦 訓 練など、大学 教 員だけでは提 供が 難しい「企業目線」での実践的な授 業が多 様 な 企 業・組 織 から迎 えた 教 員による実 践 的 な 授 業を展 開しています
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