37キーワードダイナミクス、トライボロジー、振動、摩擦、機能性材料<光干渉法の高精度油膜計測装置><新しい制振設計の振動抑制効果>■ 研究概要機械の高効率化(省エネルギー化)と静粛性向上のために、機械可動部のなめらかな運動を実現する研究に取り組んでいます。機械の高効率化に対しては、可動部の摩擦損失を低減させるために用いられる潤滑油について、光干渉を利用して1nm以下の分解能で潤滑膜厚を計測可能な実験装置を開発することで、新素材を利用した潤滑システムの創成や新しい添加剤の開発支援をおこなっています。機械の静粛性向上に対しては、摩擦により生じる振動や異音を抑制するために摩擦力の大きさや向きに着目した制振設計方法を確立し、静粛性の要求が高まっている自動車の機械要素への展開を検討しています。■ 産業界へのアピールポイント●摩擦力と潤滑膜厚の同時計測による摩擦現象の解明●摩擦力の向きに着目した制振設計(特許第6860163号)●摩擦材料と機械設計の両側面からのアプローチ■ 実用化例・応用事例・活用例●液晶の自律粘度変化を利用したスマート潤滑システムの実証●潤滑油添加剤の自己組織化膜の形成過程と潤滑効果の実証●摩擦をともなう機械要素への制振設計の応用田所 千治(タドコロ チハル) 准教授大学院理工学研究科 人間支援・生産科学部門 人間支援領域【最近の研究テーマ】●濃厚ポリマーブラシの機械要素への応用●摩擦振動を抑制させる潤滑油の物性評価●有限要素法による摩擦振動シミュレータの構築なめらかな運動を実現するための計測技術と設計技術
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