埼玉大学研究シーズ集2022-23
24/126

17キーワード有機合成化学、精密有機合成、有機ケイ素化学、白金触媒反応、ラジカル反応、ヒドロハロゲン化、炭素–炭素結合生成反応開発の意義■ 研究概要有機合成は、燃料、オイル、繊維、ゴム、樹脂、医農薬品、食品添加物など、我々の生活に役立つ様々な有機化合物の製造に利用され、物質文明を支える科学技術の1つと言えます。有機合成に必要不可欠なものが、分子変換を担う「反応」で、当研究室では、「有機合成に役立つ新しい反応の開発」を目標として研究を行っています。反応開発に当たっては、欲しいものだけを効率よくつくること、入手容易な原料から無駄なく環境に優しくつくることを目指しています。また、研究の独創性や化学的発見を重視し、既存の反応の改良ではなく、これまでにない新奇な反応の開発を心掛けています。有機合成では様々な反応剤や触媒が利用されますが、当研究室では、有機ケイ素化合物やハロゲン化水素などの反応性と、白金やパラジウムなどの金属触媒の触媒作用に着目しています。新しい発見に日々ワクワクしながら、反応開発を行っています。■ 産業界へのアピールポイント●合成中間体として有用な有機ハロゲン化物の合成法の提案と開発●機能性材料の原料となる有機ケイ素化合物の合成法の提案と開発●製薬や機能性分子材料合成のプロセス開発に役立つ精密有機合成法の提案●低分子有機化合物の構造解析と反応性の評価■ 実用化例・応用事例・活用例●白金触媒を用いるアルキニルシランの水和二量化反応によるα,β–不飽和ケトンの合成●白金触媒とアルケニルシランを用いる炭素求電子剤のアルケニル化とアリル化●ラジカル的ヒドロ臭素化反応を利用した位置及び立体選択的なブロモアルケンの合成●スズやインジウムを利用したハロアルカンの脱ハロゲン化と炭素–炭素結合生成反応三浦 勝清(ミウラ カツキヨ) 教授大学院理工学研究科 物質科学部門 物質機能領域【最近の研究テーマ】●金属触媒による逆マルコフニコフ型ヒドロハロゲン化反応の開発●白金触媒による炭素–炭素結合生成反応の開発●アルキンの活性化に基づく分子内結合生成反応の開発●ラジカル反応を利用するハロゲン化・脱ハロゲン化反応の開発新しい反応で有機分子を自在につくる!

元のページ  ../index.html#24

このブックを見る