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2019年度精密工学会沼田記念論文賞を受賞(大学院理工学研究科 池野 順一 教授)

2020/3/25

大学院理工学研究科の池野 順一 教授が、2019年度精密工学会沼田記念論文賞を受賞いたしました。

この賞は、計測関連分野および加工・制御関連分野で独創性のある論文を公表した著者を対象としたもので、前年の1月1日以降12月31日までに発行された「精密工学会誌」および「Precision Engineering誌」に掲載された計測関連分野および加工・制御関連分野の論文等が審査対象となります。

氏名 池野 順一(イケノ ジュンイチ)
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所属・職名 大学院理工学研究科・教授
受賞論文名 3次元レーザスライシングによるガラス光学素子の作製

池野 順一 教授のコメント


賞状と賞牌を手にする池野 順一 教授


当該研究の基盤となる研究は、本学で発明された”切りくずゼロで材料を切断する技術開発”です。一般的に、材料を切り分けるには少なくとも刃物工具幅分は切りくずが発生します。高価な材料を薄く切り分ける時は、材料の半分が切りくずになってしまいます。

本学が地域産業界と連携して開発した新たな切断法”レーザスライシング”は、レーザ光線を材料内部に集束させたまま、所望の輪郭に沿って光線を走査させる手法です。これにより、所望の形状で材料を剥離させることができます。この手法を光学ガラスに適用し、レンズ製造を試みたのがこの研究です。研究の過程でガラスは残留応力層が形成するため、鏡面で剥離できることを見出しました。将来は非球面レンズを切りくずゼロで製造する技術に発展させるべく、地域産業界と共同研究を推進中です。半導体材料でもレーザスライシングは有望な技術です。地域産業の発展に埼玉大学が貢献できれば幸いです。

最後にオープンイノベーションセンターの皆様には大変お世話になっており、あらためて感謝申し上げます。

贈られた賞状

参考URL

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