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ベトナムSATREPSプロジェクト 建設廃棄物管理とリサイクルに関するワークショップがハノイ市で開催されました(大学院理工学研究科 川本健教授 共同研究)

2019/5/21

ワークショップ参加者との記念撮影
(前列左より8番目 大学院理工学研究科 川本健教授)


ワークショップの様子

本学が進めているJST-JICA 地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)、研究課題名:ベトナムにおける建設廃棄物の適正管理と建廃リサイクル資材を活用した環境浄化および及びインフラ整備技術の開発、の「建設廃棄物管理とリサイクルに関するワークショップ」が5月7日(火)ハノイ市にて開催されました。

今回のワークショップでは、ベトナム建設廃棄物管理ガイドラインの策定に向けて、両国における建設廃棄物をはじめとする廃棄物の処理・管理に関する制度及び仕組みについて紹介するとともに、両国関係者の更なる連携を進めることを目的に開催されました。ワークショップには、日越両国のプロジェクト関係者、関係機関、企業関係者など約60名が参加しました。

日本側からはプロジェクト実施機関である埼玉大学との繋がりが深い埼玉県の担当者による、わが国における廃棄物処理法及び建設リサイクル法の概要及び実務面での経験談等が紹介され、ベトナム側からは建設省及びハノイ市建設局の担当者による建設廃棄物管理に関する基本計画及び法制度とともに、不法投棄等の管理上の課題が紹介されました。また、建設廃棄物のリサイクルに取り組んできた日越両国における企業によるこれまでの取組みや今後の計画と課題等についても発表が行われ、参加者の注目を集め、積極的な意見交換が行われました。同プロジェクトでは、今後もこのようなワークショップを定期的に開催し、幅広い関係者との意見交換を通じて、分別ガイドライン策定をはじめとするベトナムにおける建設廃棄物の適正管理のための仕組みづくりを進めていく予定です。

【本プロジェクトに至る経緯】
本学とベトナム国立建設大学(NUCE)とは、2011年の11月に大学間協定(MOU)を締結し、これまでも数多くの研究交流・学生交流を進めています。学生交流では、JASSO(独立行政法人日本学生支援機構)の留学生交流支援制度を利用した博士前期課程学生の相互派遣・受入を2011年度より行い、2015年度からは博士前期課程の共同教育プログラム(ジョイントマスタープログラム)を開始しました。そして、NUCEからの環境社会基盤部門における国際共同研究実施の積極的な要望もあり、本プロジェクトを2017年度JST-JICA 地球規模課題対応国際科学技術協プログラム(SATREPS)に応募し、採択に至りました。

参考URL

川本 健(カワモト ケン)|研究者総覧このリンクは別ウィンドウで開きます

SATREPSホームページこのリンクは別ウィンドウで開きます

在ベトナム日本国大使館 日本の大学によるベトナムへの協力 ハノイにおける取り組みこのリンクは別ウィンドウで開きます

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