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日本植物細胞分子生物学会奨励賞を受賞(大学院理工学研究科 石川 寿樹助教)

2019/10/9

日本植物細胞分子生物学会は、1981年に設立された日本植物組織培養学会を前身とし、1995年に現名称に改称されました。植物組織培養、分子生物学、および細胞工学の基礎研究とその応用開発研究の発展をめざして、理学、農学、薬学、工学などの多方面の分野における研究者・学生から構成されています。
日本植物細胞分子生物学会奨励賞は、優れた業績を有し、将来さらなる飛躍が期待される若手の研究者に対して与えられる賞です。この度、植物で独自に発達したスフィンゴ脂質の多様な機能の解明と、そのはたらきを人為的に改変する代謝工学技術の開発研究について、独創性と今後の発展性を高く評価され、9月7日(土)に奨励賞を授与されました。

氏名 石川 寿樹(イシカワ トシキ)
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所属・職名 大学院理工学研究科・助教
受賞題目 植物固有なスフィンゴ脂質機能の解明と代謝改変研究

石川助教のコメント


賞状を手にする石川助教

この度、日本植物細胞生物学会の奨励賞という栄えある賞を受賞することができました。日頃からご指導、ご協力を賜りました周囲の先生方、研究室の学生・スタッフの皆さんに、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

私の研究対象であるスフィンゴ脂質は、動物から植物まで広く存在する生体物質で、外界環境への応答など重要な機能を担っているほか、最近では化粧品や機能性食品の有効成分(植物セラミド)としても注目されています。今回評価された研究で、私は植物体内に数百種以上存在する多様なスフィンゴ脂質分子を正確に分析する手法を確立しました。さらに、複雑な化学構造の合成を担う遺伝子群を同定し、それらのはたらきを利用することで、植物セラミドの構造と機能を人為的に改変できることを突き止めました。この成果は、食糧や燃料などのバイオ資源を増産するための植物機能の向上や、ヒトの健康増進への植物ケミカルの利活用に貢献することが期待されています。この受賞を励みに、より一層研究に邁進したいと思います。

参考URL

日本植物細胞分子生物学会Webサイトこのリンクは別ウィンドウで開きます