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高齢者支援に向けた自律移動買い物カートの実証実験を実施(大学院理工学研究科 小林貴訓准教授)

2016/12/15

本学大学院理工学研究科の小林貴訓准教授が、高齢者支援に向けた自律移動買い物カートの実証実験を行いました。買い物は、同じ歩く練習でも苦しく感じにくく、何を買うべきかを覚えたり、思い出したりすることで認知機能への働きかけができることから、高齢者のリハビリとしても注目されています。 

小林准教授は、これまでの研究成果である「人と協調する移動ロボット技術」を応用し、目的の商品までの誘導や、自動的な返却が可能な自律移動買い物カートを開発しました。このカートは、予め設定した地図に基づいて、店舗内での位置を常に認識しながら自動走行するため、特売などの商品情報を適切な場所で提示したり、移動経路情報をマーケティングに利用したりすることも可能です。また、歩行が困難な方のための歩行補助の機能も兼ね備えており、移動中は特設された商品棚や他の買い物客を避けながら走行することができます。

実験は、イオン北浦和店の協力のもと、同店に併設されている介護施設(ケアサポートイオン北浦和)の介護士と利用者により行われ、本システムによる買い物中の移動支援を実証しました。従来の買い物リハビリでは介護士が高齢者に1対1で付き添いますが、本システムの利用により、1人の介護士が複数の高齢者に対応することができるようになれば、介護士の負担軽減と共に高齢者が買い物を楽しむ機会を増やすことができます。

将来的には、店舗が持つユーザの買い物履歴データと連携することで、買い忘れ防止を支援する情報提示なども可能になると期待されています。

実験を行う様子1
実験を行う様子2
自律移動買い物カート

上記社会実験の実施について、下記新聞に掲載されました。
・日本経済新聞(平成28年12月15日)
・日刊工業新聞(平成28年12月15日)※電子版に動画も掲載されておりますこのリンクは別ウィンドウで開きます

【参考URL】

小林 貴訓 (コバヤシ ヨシノリ)|研究者総覧このリンクは別ウィンドウで開きます

小林研究室ウェブサイトこのリンクは別ウィンドウで開きます