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イネいもち病耐性における細胞膜のマイクロドメインの役割を解明(­大学院理工­学研究科 長野稔助教、川合真­紀教授ら共同研究)

2016/8/1

病害による農作物の被害は甚大であり、耐病性の強い植物を作出するためには、植物が持つ免疫の仕組みを理解することが必要です。植物の細胞膜は病原体と植物細胞の接点となることから、病害応答の初期反応に重要です。近年の研究から、細胞膜にはマイクロドメインと呼ばれる硬く強固な膜領域が点在し、耐病性タンパク質を含めた多くのタンパク質が集積することが明らかになっていましたが、マイクロドメインの植物免疫への関与は未解明でした。

今回、大学院理工学研究科の長野稔 助教、川合真紀教授らは、奈良先端科学技術大学院大学、慶応大学、立命館大学、及びShanghai Center for Plant Stress Biologyとの共同研究により、マイクロドメインを減少させたイネを作出し、それを用いることによって植物のマイクロドメインがイネいもち病耐性に必須であることを見出しました。さらに、耐病性に重要な活性酸素種を産生するタンパク質群が病害応答時にマイクロドメインに移行し、活性酸素種を産生することを示しました。以上の結果は、細胞膜マイクロドメインが植物免疫に重要である直接的な証拠を示した初めての研究になりました。

本成果は、2016年7月27日に、米国科学誌The Plant Cellに公開されました。

【参考】

詳細はこちらからご覧ください(プレスリリース)

米国科学誌The Plant Cellのウェブサイト

長野 稔(ナガノ ミノル)| 研究者総覧

川合 真紀(カワイ マキ) | 研究者総覧