大学院理工学研究科　若狭 雅信　教授が『第4回日本磁気科学会優秀学術賞』を受賞

2014/12/09

　この度、「第4回日本磁気科学会優秀学術賞」に本学大学院理工学研究科の若狭雅信教授が受賞されました。
　日本磁気科学会は、磁気および磁場をキーワードとする広い分野の研究者・技術者が集う分野横断的な学会であり、磁気科学およびスピン化学に関する日本における代表的な学会の一つです。「優秀学術賞」は、毎年原則1件以内で、磁気科学分野において独創的かつ優れた研究業績を挙げた研究者に授与されます。
　今回、若狭教授は、「化学反応における磁場効果の新展開」と題した化学反応の磁場効果の研究で、全くの未踏領域である「30 テスラ超強磁場」と「重原子ラジカルの反応」で研究を展開し、ナノ・ピコ秒過度吸収装置を開発して、磁場効果のメカニズムの体系的解明と重原子化合物への磁場効果の一般化を行いました。また、最近では磁場効果をプローブとしたナノ反応場の解析手法の開発などを行っており、これらの成果が、日本磁気科学会優秀学術賞に相応しい研究業績と認められました。

（日本磁気科学会発表のWebサイトはこちら）