理学部 FACULTY OF SCIENCE  自然の仕組みと向き合う

「第3,4回理学部HiSEP特別セミナー」(2013.5.30 5.31)を開催します。

埼玉大学理学部HiSEP(平成24年度文科省理数学生育成支援事業)では以下の特別セミナーを開催します。

 第3回特別セミナーでは理学部HiSEP講師 Tammo Reisewitz さんに
「Mr. Kurzweil's Immortality 技術的特異点 コンピューターはヒトになれるか?」
のタイトルで、コンピュータの進化とコミュニケーションについてお話しいただきます。

 第4回特別セミナーではHiSEP招聘外国人研究者としてお招きした、ドイツ フリードリッヒーシラーーイエナ大学 無機・分析化学研究所 のWolfgang Weigand 教授に化学分野のテーマとして
「Introduction to Bioorganometallic Chemistry (Activation of Small Molecules by Enzymes)」
についてお話しいただきます。

今回はいずれも英語のセミナーですが、特に情報・数学・化学の分野から、特段の基礎知識を必要としないお話をお願いしています。理学部1-2年生を対象にした企画ですが、すべての学部の1-2年生の皆さんの聴講も歓迎します。自己研鑽の場として意欲もって、ふるってご参加下さい。

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【第3回特別セミナー】
「Mr. Kurzweil's Immortality 技術的特異点 
コンピューターはヒトになれるか?」

  
講演者:理学部HiSEP発展セミナー講師 Tammo Reisewitz 氏

日時: 2013年5月30(木) 13:00-14:30

場所:埼玉大学 シアター教室

概要 【コンピュータの進化がもたらすもの】   
コンピュータ(ディープブルー)は、世界チェスチャンピオンであるカスパロフ氏に勝ち(1997)、同じIBMのワトソンは言葉遊び能力も問われるTVクイズ番組Jeopardy!で人類代表二人を打ち破り(2011)、また最近では15位の棋士が同じく打ち負かされたことは記憶に新しいところです(2013年4月)。人間の脳の計算速度(推定値)は、数ペタフロップに匹敵すると言われており、それは理研の「京」の手の届くところとなっています。レイモンド•カーツワイルは、先端情報技術とその影響力がこれからも飛躍的に発展していくことを予測しており、彼は、"どのように「心」を作成するか"についての概要を記してきています。コンピュータの指数関数的進化により人間の脳がエミュレートされて行ったときの終着点は?様々な論点から考えてみます。


【第4回特別セミナー】
「Itroduction to Bioorganometallic Chemistry (Activation of Small Molecules by Enzymes)」
  
講演者:ドイツ フリードリッヒーシラーーイエナ大学 無機・分析化学研究所
Wolfgang Weigand 教授

日時: 2013年5月31(金) 14:40-16:10

場所:埼玉大学 理学部講義実験棟 1番教室

概要    本セミナーでは,酵素(ヒドロゲナーゼ,アセチル-ACoA-シンターゼ,一酸化炭素デヒドロゲナーゼ,ニトロゲナーゼ)による小分子(水素,一酸化炭素,窒素)の活性化について講義していただきます。有機金属化学入門として基本的な原理と反応(π逆供与結合,カルボニル錯体,Hieber-base反応,ヒドリド錯体,CO挿入反応)を解説した後,自然界の酵素反応について,これらの有機金属反応との類似点を示しながらわかりやすい英語で解説していただきます。



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