大学院理工学研究科

重点研究テーマ

埼玉大学総合研究機構は全学的に推進する重点研究を選定しました。
ともに理工学研究科のチームが連携先端研究部門で遂行する研究であり、以下にその概要を紹介します。
これらの研究で博士号取得を希望する方は、理工学専攻・連携先端研究コースに入学してください。

重点研究テーマ1 (リーダー:鎌田憲彦教授)

先端物質による
フロンティアフォトニクスの創成

物 性設計、超伝導トンネル接合素子、ワイドバンドギャップ半導体素子、光学的定量評価とナノ加工技術を基本要素として、それらの融合的連携により、時間(波 長)軸、構成材料系、機能、応用範囲といった多面的観点から、従来技術の枠を超える未踏領域(フロンティア)でフォトン(光子)の本質的利点を活用した科 学技術基盤を構築する。これにより有効利用できる光の領域を短波長側(深紫外域)、長波長側(THz領域)に飛躍的に拡大し、また超堅牢・超高信頼性 (ハード)エレクトロニクスを実現することができる。産業応用のための高度分光計測、表面処理、微細加工システム、非開封セキュリティ・セーフティ分析シ ステム、生体・医療応用システム、量子暗号・量子情報処理システム等の新たな社会基盤技術の確立を目指す。

先端物質によるフロンティアフォトニクスの創成


重点研究テーマ2 (リーダー:山崎敬一教授)

ヒューマンインタラクションの解明
に基づく人間支援の脱領域的研究

融合ヒューマンインタラクション領域

科学技術は人間が使うものである。したがって、使う人間について知り、それに適したもの にしなければならない。そのためには、科学技術の研究と人間についての研究を融合して進めていかなければならない。本重点研究テーマでは、このような考え に基づき、人間同士、および人間と機械の相互行為・インタラクションに関して、社会学や芸術学などの関連分野との協力を通じて解明を進め、それをもとに人 間に使いやすい人間の感性に合う工学システムの実現を目指す。具体的には、(1)高齢者・障害者・病人支援、(2)インストラクション(ものづくりと科学 技術教育)(3)アートスペースとヒューマンインタラクション、の3つの分野を中心に、総合的かつ多角的に人間支援の問題を研究する。

ヒューマンインタラクションの解明に基づく人間支援の脱領域的研究


重点研究テーマ3 (リーダー:田中規夫教授)

環境共生・防災機能強化型都市域の
創生とアジアにおける実践

― 都市周辺部の環境・防災系統合解析と適用 ―

サステイナブルな循環型社会の構築が求められている現在、建設部門が新たな建設素材や工 法の選択を通した環境負荷低減技術開発により、地球環境問題に果たす役割は極めて大きい。また、台風の大型化や海面上昇を想定した場合には、河川・海岸堤 防といったハード対策だけではなく、氾濫流を考慮した避難計画や都市・都市周辺域の流域対策についての新たなる計画論・解析手法の創出が求められている。 本取組では、都市域での快適で安全な生活環境を確保すべく、都市周辺部を「環境共生型居住空間を有し、かつ氾濫流制御という視点での高度な流域対策が計画 され、また環境負荷低減の視点を加味した社会基盤や自然地域を備えた次世代都市域である(環境共生・防災機能強化型都市域と定義)」とし、このような環境 共生・防災機能強化型都市域を創生するために必要な解析技術・要素技術を研究開発すること、およびそれをアジアで実践することを目指すものである。

環境共生・防災機能強化型都市域の創生とアジアにおける実施