大学院理工学研究科

数理電子情報系専攻

 21世紀は情報テクノロジーの世紀であり、高度情報化社会を一層発展させるために、関連科学技術に関する高度な専門的知識・技術を有する人材の育成が社会的急務になっている。関連分野は理論、ハードウェア、ソフトウェアなど極めて多岐に及び、ブレークスルーとなりえる創造的なアイディアを創出し、実現するためには、基礎から応用に至る広範な分野に精通した総合的・学際的見識が求められる。本専攻は数学、電気電子システム工学、情報システム工学の3コースから構成され、これら3コースが有機的に連携することで数理電子情報関連科学技術を一層発展させるための総合的・学際的な教育研究環境を構築し、今後の情報化社会の進展に指導的役割を果たしえる豊かな見識を備えた高度な専門家の育成を図る。

数学コース

クラインの壷と4次方程式の判別集合

クラインの壷と4次方程式の判別集合


 新しい数学的事実を見つけること、それは数学を志すものの目標の一つである。そのため講義等でいろいろな数学の話を聞く事は、非常に大切であるが、セミナーで生きた数学を体験することも不可欠である。セミナーを通じ、数学的事実がいっそう論理的に明解になり、理解する喜びを体験していく事になる。指導教員は最先端の研究につながる適切な題材をセミナーのテーマに選び、数学研究が体得できるように指導している。「数学をやって良かった」と思うのは、前期課程2年間の努力が、修士論文に結実した、正にその瞬間にある。私たちもその時を楽しみに、毎年指導している。
 19世紀の偉大な数学者ガウスは「ある学問が本当の意味での学問であるかどうかを知るためには、その中に数学がどの程度使われているかを見るのがもっとも早道だ」と述べた。本コースで養った数学の素養は、将来各方面で活躍する際の有形無形の支えとなる。

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電気電子システム工学コース

窒化物半導体を作製するための分子線エピタキシー装置

窒化物半導体を作製するための分子線エピタキシー装置


 電気電子システム工学コースでは、学部における専門基礎教育との一貫性を重視して体系化されたカリキュラムの下に、電気・電子・情報通信分野における高度専門教育を実施している。このカリキュラムは、(1)電気・電子・情報通信分野において技術革新を常に生み出せる創造的能力や指導力を持つと共に、優れた人間性を備えた高度技術者の養成、(2)研究分野に関する専門知識・学力を有し、社会性を考慮して各技術を有機的に結合して独創性の高い研究を継続できる研究者へ成長できる基盤を有する人材を育成することを目的としている。
 研究面では、光エレクトロニクスや集積回路に関係した研究を行う材料・デバイス系、ワイヤレス通信やコンピュータに関係した研究を行う回路システム・情報通信系、ロボットや電力に関係した研究を行うエネルギー・制御系、ならびにeコマースや高度交通システムに関係した研究を行うシステム創成学系を擁し、電気・電子・情報通信の広範な領域について活発な活動を行っている。
 最近は地球温暖化防止技術に精通し、グローバルに活躍できる人材の養成にも注力している。

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情報システム工学コース

端末演習室での演習風景

端末演習室での演習風景


 情報システム工学コースでは、高度な情報関連分野の専門家を養成するために、情報機器およびソフトウェア技術、データ・知識処理技術、生体情報認識技術、信号処理および情報伝達技術、ヒューマンインタフェース技術に関する最先端の研究を行っている。
 少人数クラスによる講義と輪講によるきめこまやかな教育や、国内および国際会議における外部発表を含む研究成果の発表の経験を通じて、高い情報発信能力を持ち、基礎から応用に至る広範な分野の専門的知識に精通した人材の育成を行っている。
 本コースでは学部における教育と博士前期課程を有機的に連携させ、六年一貫の教育体系を整備することにより、技術動向の変化にも対応できる真の学力や最先端の知識に対する咀嚼能力、斬新な独創性、そして、国際的な対応能力を培っている。また、博士後期課程への進学を推奨し、次世代を切り開く研究者の育成にも精力的に取り組んでいる。
 また、平成20年度より、茨城大学・宇都宮大学・群馬大学の関連専攻と連携した教育カリキュラムも発足させた。

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