大学院理工学研究科

研究科長ごあいさつ

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理工学研究科長


現代社会を支える重要な要素のひとつに科学技術があります。理学と工学は、科学技術の根幹を担っており、その知識と技術は現代社会に深く浸透して、我々の生活だけでなく考え方をも大きく変えてしまう力を持っています。理学と工学、皆さんはそれぞれの学問の特徴をどのように捉えているでしょうか?人類で初めて月に降り立ったニール・アームストロングは “Science is about what is. Engineering is about what CAN be.”とその違いを表現しました。つまり、理学は“それは何か”、工学は“それで何が出来るのか”を問うものだと述べています。この指摘は理学と工学の目的の違いを明快に示すものですが、理学を中心とした基礎研究を展開して社会実装するにあたっては、理学と工学のシームレスな接続と相互補完的な知識・技術の循環が必要です。今後、理学と工学が一体となって問題解決に当たる場面がさらに多くなるのは間違いないことです。

一方、ヒト、モノ、情報の流れが早く、変化が大きくなっている現代社会の中で、高度な科学技術の知識を有する理工系人材の重要性が世界で高まっています。特に日本は理工系人材育成を国家戦略のひとつとして位置づけ、自ら問題を発見して解決する能力を持つ学生の育成に力を入れていることはご存知の通りです。このような背景のもと、埼玉大学では、理学系分野と工学系分野のリソースを融合的かつ重層的に活用した大学院理工学研究科を設置して、理工融合と学際的な教育と研究を行える体制を整えてきました。また、理化学研究所、産業技術総合研究所、埼玉県環境科学国際センター、埼玉がんセンター、国立環境研究所、国立成育医療研究センター等の国内の研究所に加えて海外の大学との連携協定を結んでおり、大学院学生はそれぞれの興味と関心に応じて学修・研究を行える環境も整っています。

埼玉大学理工学研究科は、基礎から応用までの高度な研究を展開すると同時に、専門知識と関連知識を修得できる多様な教育プログラムを提供することにより、学問の新領域、新技術、新産業を創造できる研究者と高度専門職業人の育成を目指しています。

科学・技術の力を付けて社会に羽ばたきたい諸君らの入学を歓迎します。我々は全力でサポートします。

理工学研究科長 坂井 貴文