大学院理工学研究科

研究科長ごあいさつ

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理工学研究科長


いささか陳腐な用語になりますがSociety(ソサイエテイ)5.0という言葉があります。平成28年1月に平成28〜32年度の第5期基本計画が閣議決定されました。狩猟社会(Society 1.0)、農耕社会(Society 2.0)、工業社会(Society 3.0)、情報社会(Society 4.0)に続く、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより経済発展( エネルギーと食料の需要増加・寿命延伸、高齢化・国際的な競争の激化・富の集中や地域間の不平等)と社会的課題(温室効果ガスの排出削減・食料の増産やロスの削減・社会コストの抑制・持続可能な産業化・富の再配分や地域間格差の是正など)を目指す社会のことで、人間中心の社会と謳われています。そこではIoT、ロボット、人工知能(AI)、ビッグデータといった社会の在り方に影響を及ぼす新たな技術・イノベーションが必要とされています。しかしこれらの基本は、「理学」における基礎的な理解が、各種計測技術を初めとする「工学」の応用進展により実現されるものであると考えられます。

埼玉大学大学院理工学研究科では、理学系分野と工学系分野を一体とし研究・人財育成に注力してきました。理工融合による博士前期課程13コースと博士後期課程6コースの設置にとどまらず、学外の理化学研究所、産業技術総合研究所、埼玉県環境科学国際センター、埼玉県立がんセンター、国立環境研究所、物質・材料研究機構、量子科学技術研究開発機構放射線医学総合研究所といった研究機関、さらには自治医科大学との密接な連携によって社会が要請する広範囲の学際的な教育・研究を可能にしてきました。詳しい構成は本文の図表でご覧の通りです。皆さんの発展を心から応援しますので大学院生として自分の専門を究めて下さい。熱意ある埼玉大学理工学研究科の教職員の方々が皆さんを出迎えてくれるはずです。

理工学研究科長 鈴木 健