教育組織と研究組織の分離

平成18年4月から埼玉大学理学部・工学部および大学院理工学研究科はその組織が大きく変わり、大学院重点化による教育組織と研究組織が分離されました。従来、教員は各学部に所属していましたが、理工学研究科研究部に所属となり、大学院の学生は理工学研究科教育部に所属します。各教員は研究部から教育部へ、あるいはまた各学部に出向いて、博士前期課程や後期課程、あるいはまた各学部の教育を担当します。併せて、前期課程の専攻を理工融合体制への組み替えを行いました。この際、標準的な学生に対しては前期課程と学部との6年一貫教育が望ましいことから、専攻の下にコースを設け、学部の各学科との連続性を確保しています。一方、後期課程の専攻は理工学専攻に一本化するとともに、その中に6つのコースを設け、専門性と学際性・理工融合性のバランスをとっています。

理工学研究科は、理化学研究所、埼玉県環境科学国際センター、産業技術総合研究所、埼玉県立がんセンター臨床腫瘍研究所、自治医科大学大学院医学研究科、国立環境研究所、物質・材料研究機構、量子科学技術研究開発機構、立教大学大学院理学研究科、埼玉県産業技術総合センター、国立成育医療研究センター研究所等の協力を得て、教育研究活動の一層の充実、活性化に努めています。