saidaiseeds2016-17
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埼玉大学研究シーズ集2016-17■ 研究概要■ 産業界へのアピールポイント■ 実用化例・応用事例・活用例植物の多糖類を抽出、同定、定量します。植物細胞壁、多糖類、アラビノガラクタン、糖ヌクレオチド、糖分析キーワード【最近の研究テーマ】●機能性多糖類を高蓄積する植物の探索・開発およびその利用●ポキポキ折れるイネの原因遺伝子同定と細胞壁性状解析(図2参照)小竹 敬久 准教授大学院理工学研究科 生命科学部門 分子生物学領域植物は水を除いた残りはほとんど細胞壁の多糖類です。細胞壁多糖類は、紙の原料であるセルロースを始めとして、コンニャクの主成分であるグルコマンナンやフルーチェの成分であるペクチンなど、身近で広く利用されています。有用多糖類を高生産する植物の開発や、多糖類の同定や定量・定性分析、多糖類を特異的に分解する酵素の探索を行っています。●植物試料からの多糖類の抽出や同定を行っています。●多糖類を同定・定量する手法を持っています。●特異的な分解酵素による多糖類の構造改変(低分子化)を行っています。●ダイコン葉からの植物プロテオグリカンの抽出・精製と構造解析●糖ヌクレオチド代謝経路の改良によるグルコマンナン合成を高めた植物の開発●ピキア酵母を利用した多糖類分解酵素の大量生産●新種の多糖類分解酵素の発見(図1参照)〈図1〉〈図2〉〈教育学部・金子康子先生との共同研究〉ライフ81

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