saidaiseeds2016-17
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埼玉大学研究シーズ集2016-17■ 研究概要■ 産業界へのアピールポイント■ 実用化例・応用事例・活用例異形断面と曲率を一工程で成形することができる曲げ加工技術の開発生産技術、塑性加工、チューブフォーミング、曲げ、加工・変形特性、工法開発、FEM、最適化【最近の研究テーマ】●チューブ・形材の断面変形と不良現象を抑制した曲げ加工技術の開発●薄肉・極小曲率を目指した曲げ加工技術の開発●カーボンチューブの曲げ加工に関する研究●チューブ・形材の曲げ加工条件予測統合システムの構築  http://members3.jcom.home.ne.jp/utsumi/内海 能亜 准教授教育学部 生活創造講座(技術分野)キーワードチューブ材や形材は曲げ加工が施され、衛星などに搭載されている導波管、自動車のフレーム、建築の構造材などに適用されています。これら素材は低コストとなるよう、押出しやロール成形などによって長尺物の素材として一次加工され、曲げなどの二次加工を経て単種の製品を大量に生産している。近年では省エネルギーや素材コストを少なくするためには、変種少量生産のような柔軟な生産方式が期待されている。本研究では、既に市販され容易に入手できる単純な断面形状の素材を用い、一工程で、複雑な断面形状を成形し、かつ任意の曲率と曲げ角度を得ることのできる多品種変量生産に対応した新しい曲げ加工法の開発に従事しています。●産業界と相談できる技術:チューブ材や押出形材の曲げ加工、成形シミュレーション(各種塑性加工)。●本研究者は、機械、自動車部品および自動車メーカーなどの3企業でコンサルタントエンジニアリング、設計開発および生産技術開発を経験してきました。●基礎研究だけではなく、出口を見通した研究開発にも意欲的に取組みます。●本研究の概念図を図1に示す。●曲げ加工の事例を図2に示す。〈図1 研究の概念図〉〈図2 曲率と異形断面を有する曲げ加工の事例〉ものづくり39

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