saidaiseeds2016-17
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埼玉大学研究シーズ集2016-17■ 研究概要■ 産業界へのアピールポイント■ 実用化例・応用事例・活用例感性や技能に関する知識の体系化感性情報、ヒューマンインターフェイス、オントロジーキーワード【最近の研究テーマ】●設計行為に関する知識の抽出と体系化●学習サービスにおける合意形成の概念モデル●LED光源の視認性と疲労の定量的評価●感性評価データと生体計測データのマッピング  http://human.mech.saitama-u.ac.jp/村松 慶一 助教大学院理工学研究科 戦略的研究部門 感性認知支援領域近年は従来の知性的な情報処理技術に加えて、感性情報処理やaffective computingと呼ばれる人間の感覚や感情レベルでの協調を図る技術開発が盛んです。人間の知性だけでなく感性との協調を目指したものづくりにとってのひとつの課題は、人間に対する理解を深めると共にその知識をいかに共有・利用するかということです。例えば、魅力的なプロダクト(モノ・コト)を作ろうと考えた場合には、そのデザイン全体あるいは要素に対してユーザが抱く感覚・感情を知る必要があります。あるいは、魅力的なプロダクトの開発・設計過程で、熟練技術者が発揮する技能を知ることも重要です。そういった知識を体系的に記述するために、生体計測を含む感性評価の実験を行うと共に、知識工学のアプローチから概念体系(オントロジー)を構築して知識を可視化することを目指しています。●人間の感性に関わる知識を扱う●感性評価データや設計資産データの管理を効率化●色彩に対する感情反応に関するオントロジー構築●印象における五感の共通性に関するオントロジー構築●学習時の感情に関するオントロジー構築●学習サービスの設計における語彙の体系化〈知識工学による感性評価データの体系化〉ものづくり35

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