saidaiseeds2016-17
37/126

埼玉大学研究シーズ集2016-17■ 研究概要■ 産業界へのアピールポイント■ 実用化例・応用事例・活用例モデリングとシミュレーション-動的挙動をどこまで再現できるか-【最近の研究テーマ】●軸方向の伸びを考慮した紐状構造物の動的挙動解析●ひし形リンク構造を用いた免震機構●コイルばねを用いた3次元免震機構●板ばね免震機構●リブを有する湾曲平板の振動特性  http://kiriki.mech.saitama-u.ac.jp/渡邉 鉄也 教授大学院理工学研究科 人間支援・生産科学部門 人間支援工学領域機械力学、振動工学、耐震・免震工学、音工学、スポーツ工学、生体情報工学キーワード機械が動くと振動や音が発生する。振動や音は我々の生活にとって有害なものと利用できるものがある。例えば、近年多発している巨大地震は産業施設内の構造物にも被害を及ぼしている。また、工場、自動車、鉄道、航空機、その他、数え上げればきりがないほど有害となる振動や騒音が発生している。一方、振動を利用するものも多数存在する。振動を利用した搬送、削岩機、音の利用では音楽、警報音など様々なものがある。そこで、観察と計測による特性把握に始まり、モデリングとシミュレーション、さらには、設計指針の確立、人間の感覚や感性評価などを行う必要がある。現在は、新型免震機構や非線形振動を利用した減衰機構の提案を行っている。また、振動や音以外の研究では、柔軟な紐の動的挙動を解明することを目的とし、フライフィッシングにおけるラインのシミュレーションを行っており、コンピュータ上で紐の運動を解析できるようになった。●さまざまな免震機構を提案している。●マルチボディーダイナミクスを用いて柔軟な紐の挙動を解析できる。●振動低減、騒音低減への方針を提案できる。●新型の免震装置の開発●キャスティング搬送装置の開発●非線形要素を利用した減衰装置の開発〈ひし形リンク構造を用いた免震装置〉ものづくり30

元のページ  ../index.html#37

このブックを見る