saidaiseeds2016-17
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埼玉大学研究シーズ集2016-17■ 研究概要■ 産業界へのアピールポイント■ 実用化例・応用事例・活用例幾何計算による複雑形状精密切削加工の実現【最近の研究テーマ】●工場空間形状の取得によるメンテナンス計画支援システム●医療用樹脂材料、貴金属材料に対する加工面粗さ低減支援システム●積層造形加工向け工程計画技術  http://kousaku.mech.saitama-u.ac.jp金子 順一 准教授大学院理工学研究科 人間支援・生産科学部門 生産科学領域切削加工、CNC加工、計算機シミュレーション、CAMキーワード自動車のプレス金型や航空機部品の製造では、コンピュータ制御された工作機械による切削加工が主に用いられます。近年では、CADによってデザインされた複雑形状を加工するための計算機支援の技術が非常に重要とされています。工具の移動経路や相対姿勢、また工具切れ刃による素材除去の状態をコンピュータ上のシミュレーションによって事前に予測し、高効率かつ安全な工程を計画する技術が、先端産業での活用には必須となりつつあり、この分野での研究を進めています。●工作機械本来のパフォーマンスを引き出す工程計画支援技術●大規模複雑形状(大型金型製造、多軸制御切削による航空機部品製造)への対応●並列計算技術(GPGPU)に基づく実時間計算の実現●各社の製造上の課題に対応したシステム/アルゴリズムの検討および開発●医療部品向け微細加工(細穴加工、低剛性形状に対する変形予測)●複雑形状に対応した実時間切削抵抗予測●航空機エンジン部品製造における工具姿勢自動計画システム〈同時多軸制御加工における工具姿勢計画〉ものづくり26

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