saidaiseeds2016-17
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埼玉大学研究シーズ集2016-17■ 研究概要■ 産業界へのアピールポイント■ 実用化例・応用事例・活用例植物改良、有用代謝物生産、食の安全、高付加価値植物環境、ファイトレメディエーション、低炭素社会、食料問題、カーボンニュートラル、食の安全、経済⬄エコロジーキーワード植物は、私たちに酸素や食料ばかりで無く、ゴム、パルプ、医薬原材料など、生活をより豊かにする多様なものを与えてくれます。埼玉大学の我々の研究室では、植物の多様な機能に関わる遺伝子を明らかにすることを目的としています。それら遺伝子の機能を改良や操作することによって、乾燥、塩害、オゾンなどの環境ストレスに耐性を持つ植物や、病害に抵抗性のある植物を作り出す事ができます。また、遺伝子操作によって、植物の大きさや、花の形、色などを変化させることも可能です。これらは植物工場に適した植物や新種の園芸植物の作出に役立ちます。加えて、重金属や放射性物質で汚染された土壌を浄化できるファイトリメディエーションに適した植物の作出もおこなっています。最近では、特に医薬原材料を効率的に生産するための植物の改変方法、効率的なバイオ燃料に適した植物作出に必要な基礎研究と収量性を向上させる植物の開発にとり組んでいます。●植物を用いた有用代謝物生産●植物を用いた高付加価値製品の生産●植物を用いた環境浄化、改善●植物を用いた低炭素社会の実現●植物力を生かした、美味しい、安全(無農薬)、高価値食品の作出●八重咲きシクラメン●受粉しないで種子や果実をつくることのできる技術の開発●植物を用いた有用代謝物や医薬原材料の生産●バイオエネルギー生産に有効な組換え植物の作出●植物工場に適したプラットフォーム植物の開発【最近の研究テーマ】●受粉しないで種子や果実をつくることのできる技術の開発●不定胚誘導技術の開発●植物力を利用した有用物質生産技術の開発●なんでも形質転換技術の開発高木 優 教授大学院理工学研究科 戦略的研究部門 グリーン・環境領域図2 遺伝子操作によって作出した低リン酸(5 µM)耐性植物(CRES-T)図1 遺伝子操作によって作出した八重咲きシクラメン[(株)北興化学との共同研究]ライフ99

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