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アメリカ マカレスター大学 シェパードソン准教授による講演会を開催しました

2022/6/20

6月17日(金)、本学教養学部主催でケリー・シェパードソン・スコット(Kari Shepherdson-Scott)准教授の講演会「満州の日本帝国の視覚表象:戦争と植民地占領の風景, 1890年代-1930年代」が開かれました。

シェパードソン先生は、米国ミネソタ州セントポールのマカレスター・カレッジの美術・芸術史学科で日本と中国の美術史を研究・教育しており、当該大学では美術史学科の専攻長も務めています。今回、シェパードソン・スコット先生は教養学部に招聘教授として来日し、満州を中心にした資料の調査研究ならびに講演会を開催する運びとなりました。シェパードソン先生を招いた大学院人文社会科学研究科 加藤有希子准教授は、2004年にシェパードソン先生とともに米国のデューク大学の美術史学科に入学して以来、18年間親しい交友関係を続けています。

シェパードソン先生は19世紀から20世紀にかけての日本の視覚文化を専門としており、ナショナル・アイデンティティ、帝国、戦争、記憶の視覚表現を研究しています。今回のお話も、19世紀後半から1940年代初頭にかけての日本のメディア、とりわけ絵葉書やポスターや雑誌といった「ソフト」なメディアに、満州がいかに理想化されたユートピアとして表現されたか、そしてそのことによって日本による満州統治がいかに正当化されたかを、数々の貴重なイメージを交えて論じました。

講演後には日本語と英語両方を使い、活発な議論が交わされ、有益な意見交換と情報交換ができました。日本の満州統治は、日本では軍国主義の負の遺産として、しばしば避けられる話題ですが、今回、米国の研究者による満州研究を知ることにより、よりグローバルな視点で統治時代の満州を考えるきっかけになりました。

講演するシェパードソン先生

参考URL

教養学部ウェブサイトこのリンクは別ウィンドウで開きます

加藤 有希子(カトウ ユキコ)|研究者総覧このリンクは別ウィンドウで開きます