埼玉大学

2021年度ニュース一覧

着物・和装を通じて日本文化の奥ゆかしさを学ぶ -​佐野幸江先生を招いた講義を開催

2020/11/2

講義後の記念撮影

日本人学生・留学生がともに学べる「国際共修授業」として開講されている教養学部の専門科目「Introduction to  Japanese Culture」。ホームページでは、講義の様子を毎週お伝えしています。

10月28日(木)の授業では、和服・着物を通じた国際交流に尽力されている佐野幸江先生を講師にお迎えし、装道を学びました。

弥生時代の貫頭衣・巻布衣~現代の服に至るまでの歴史や、現代でも和服を主流とする職業について説明いただいた後、着物の種類や種類による格の違い、織りや染めの種類等をはじめとする着物の基礎を学びました。教室には既婚女性の第一礼装である黒留袖と未婚女性の第一礼装である振袖をお持ちいただき、源氏物語を描いた帯や、貝合わせの絵羽模様が描かれた着物の美しさを堪能しました。また、どんな着物も一反の反物に戻すことができ、繰り返し生地を利用できることから、現代において重要視されている「サスティナビリティ」に、着物は古くから配慮されていたこともとても印象的でした。近年は、着物を洋服や小物にリメイクすることも多いとのことで、講義では着物をテーブルライナーにしたものを披露いただきました。

今年は新型コロナウイルスの影響により、例年行われている振袖や袴の着付け実演はありませんでしたが、その分じっくりと着物について学びを深めることができ、和装の良さを再認識する講義となりました。

佐野幸江先生

教室の様子

ページ上部に戻る