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学生の皆さんへ(第3・4タームの授業形態について)-学長メッセージを掲載しました

2020/7/21

学生へのメッセージ


埼玉大学長 坂井貴文

 埼玉大学は9000人を越える学生、教職員の組織ですが、今のところ学生、教職員の感染者は報告されておりません。皆さんの日ごろの感染防止行動に感謝いたします。これからも感染しないように、そして感染させないように心がけてください。

 さて、7月3日付けで学生の皆さんに周知しましたように、集中講義及び第3・第4タームの授業形態を決定しました。実験・実技・実習以外にも対面授業で行われるものもありますが、原則として、遠隔授業を継続することにしました。なお、どの授業を対面授業とするかについては調整中ですので、もう少しお時間をいただきたいと思います。

 7月になって首都圏での感染者数が再び増大する傾向にあるものの、社会経済活動が本格的に再開されている中で、現時点で後期も遠隔授業を原則とすると決めるのは早すぎると考える方もいるかと思います。しかし、居住地を決めるため、後期の授業形態を早く決定してほしいという学生からの要望も寄せられています。併せて、ワクチンの開発や効果的な治療方法の確立にはまだ時間がかかることなどを鑑みて、早期に対策を講じるためこの時期に決定しました。

 また、小中高等学校で対面授業が行われているのに、埼玉大学が後期も遠隔授業を原則とすることに疑問を抱いている方もいることと思います。そこで決定に至った理由を簡単に説明します。第一の理由は、教室における身体的距離を確保するためです。厚生労働省が挙げている「新しい生活様式」の実践例でも、できるだけ2m(最低1m)の確保が求められており、小中高等学校の教室の座席配置もこの原則に則っています。これを本学で実現しようとすると、教室の学生収容数を半分以下にする必要があります。もう一つの理由として、本学の学生は、近隣の都県から通学してくる方も多く、アルバイト等で行動範囲も広い傾向にあるため、学内の感染防止を特に重視する必要があることです。皆さんの安全確保・健康を最優先に検討した結果、これらの理由により遠隔授業を原則とすることに決定しました。
 
 昨年度までに遠隔授業を実施した教員は、ほとんどおりませんでした。慣れない授業形態であったために、皆さんにご不便をおかけしたこともあったかと思いますが、この間、教員も多くを経験し、確かな手ごたえを得ています。今後、皆さんの意見や教員の経験を学内で共有しながら、後期の授業の改善につなげていく所存です。

 とはいえ、遠隔授業は、キャンパスというリアルな空間で共に学べる対面授業とは違いがあることは否めません。とりわけ、入学試験以降、キャンパスにほとんど足を踏み入れることがない状況が続いている新入生が多くいることはたいへん残念に、また心苦しく思います。学生同士が語り合い、支え合うコミュニティの構築も、学生生活の大切な要素です。そこで、現時点で目指すのは遠隔ツールを用いたヴァーチャルな学生コミュニティの形成となりますが、大学としてもその契機となる対話の場等を設けていく予定ですので、是非、参加してください。遠隔授業を実施するにあたり、学生に助けられながらツールの使い方を身につけたという教員も多くいます。学生のコミュニティ作りにおいても、ぜひとも皆さん自身の積極的な協力を期待しているところです。

 どうぞよろしくお願い致します。

2020年7月20日           .