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◆埼玉大学創立70周年記念事業◆リベラルアーツ連続シンポジウム「Sai-fi: Science and Fiction SFの想像力と科学技術」を開催しました

2019/10/23

10月13日(日)に開催された埼玉大学創立70周年記念事業 リベラルアーツ連続シンポジウム 第5回「Sai-fi:Science and Fiction SFの想像力×科学技術」について、大学院人文社会科学研究科 山崎 敬一教授から報告が届きましたので掲載いたします。

開催報告

第三部の一コマ

列島を襲った巨大台風19号から一夜明け、シンポジウム当日は本学敷地周辺を含め全国各地でその影響が報告された。混乱状況の中、「Sai-fi:Science and Fiction SFの想像力×科学技術」は関係者の事前対策と多くの方のご協力により、当初のスケジュールを一部変更して無事開催されることができた。最終的な参加者数は130名に達し、多くの反響をいただいた。テレビ埼玉報道部をはじめ中国国営放送局CCTVなど、複数のメディアによる本シンポジウムの取材も行われた。

本学の卒業生でSF作家の藤崎慎吾氏が登壇した第一部では、「理系と文系の間:埼大教養学部で生命の起源を解明できるか?」というテーマで講演が行われた。総合司会の人文社会科学研究科/教養学部・山崎敬一教授と第一部進行役の杉浦晋教授による応答が行われた。

第二部では、冒頭で、本イベントを共催するJST RISTEX HITE「想像力のアップデート:人工知能のデザインフィクション」のプロジェクト代表である、筑波大学システム情報系助教による趣旨説明が行われた。その後、アジア人初のヒューゴー賞受賞で世界中から注目されている中国人SF作家の劉慈欣氏を迎えて「中国におけるSFと技術政策との関連」をテーマに藤崎氏との対談が行われ、指定討論者の田代信氏(本学理工学研究科教授)と宮本道人氏(研究者・サイエンスライター)による質疑応答が行われた。中国と日本における科学技術の発展の歩みから、世界各国の宇宙開発競争まで幅広く話が及び、最後はどのような社会環境が文学や文化の発展そして人類文明のより良い土壌になりうるのかといった論点が議論された。

第三部では、SF作家の上田早夕里氏と劉氏との対談、および指定討論者の藤井太洋氏(SF作家)、長谷敏司氏(SF作家)、立原透耶氏(作家・翻訳家)による質疑応答、そして来場者からのQ&Aが行われた。「日中・アジアのSFの想像力」というテーマに沿って、上田氏が日本SF文学特有の背景や文脈を説明すると、劉氏もそれらが中国SF文学や中国の若者文化に与えた影響について熱心に語った。

劉氏は今回の初来日で、埼玉大学で多くの日本人読者と直接お話しできたこと、また、日本に住む多くの中国人読者から歓迎を受けたことに感激の気持ちを表した。今回のトーク内容は「日経サイエンス」「S-Fマガジン」などの紙面で掲載される予定である。

SF作家 藤崎慎吾氏(写真左)が登壇した第一部

第二部の様子

参考URL

2019年、埼玉大学は創立70周年。SAITAMA UNIVERSITY 70th ANNIVERSARYこのリンクは別ウィンドウで開きます