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地域に寄り添う気持ちを持ち続けて-埼玉大学有機農業研究会 活動報告-

2019/10/2

埼玉大学有機農業研究会の学生5人が、8月16日(金)~23日(金)まで岩手県奥州市において、6年目のフィールドワークを行い、今回は、人首町(ひとかべまち)での模擬ガイド体験や鹿踊り体験のほか、地元の方々と交流を行いました。(19日からは後発の学生らが合流し、計15人参加)
今回のフィールドワークでは、宮沢賢治の「鹿踊りのはじまり」のモデルとされる「角懸鹿躍」の指導を受けること、宮沢賢治と人首町の関わりに焦点をあて、地域の魅力をわかりやすく紹介することをテーマに、宮沢賢治が当時見た風景に思いをめぐらせながら、有機農業の学びをとおして心豊かな生活としての「農的暮らし」を研究しました。

豊田館跡地にて、先行訪問の学生からガイドを受ける様子

紙芝居「ひとかべまち」を学生らに披露する様子

木細工集落の人々との交流会の様子

大久保領家に伝わる民俗舞踊を小学生と共に踊る様子

尾形友聡さん(埼玉大学有機農業研究会副代表理事)からのコメント

私たち埼玉大学有機農業研究会は「有機農業」を単なる農法ではなく、より深いものと捉えて栽培面から文化面まで様々な活動を展開してきました。中でも岩手県の江刺地域には2014年から6年にわたって訪問交流をさせていただいています。
私たちは宮沢賢治の作品のモチーフが多く残され、歴史的にも重要な役割を果たしてきた江刺を訪問し、現地でしか出来ない経験と現地でしか出会えないたくさんの方々との交流を継続してきました。江刺の人たちのご厚意と歴代の学生達の熱意と努力に支えられて、2014年から原体集落、人首(ひとかべ)町(米里地区)、木細工集落、玉里地区・・・と、どんどん交流の輪が広がり、深まっています。
人首小学校では昨年から授業として児童たちとの交流の場を持たせていただき、賢治作品を通した学びを共にし、また私たちが埼玉大学のそばの大久保領家地域で教わった踊りを、衣装を着て披露するなど、非常に充実した時間となりました。
日本の有機農業運動は心豊かな暮らしとしての“農”を取り戻す運動でもあります。宮沢賢治はその先人でもあり、労働としての農業から、農的暮らしの楽しさを取り戻すことを『農民芸術概論綱要』の中で呼びかけていました。
宮沢賢治作品のモチーフにもなり、農的暮らしを支えてきた民謡・民舞が多く残された江刺で、現地の方々からそれらを直接教わり、先人たちの追体験をしながら私たちは多くのことを感じ、考えさせられます。

参考URL

埼玉大学有機農業研究会Webサイトこのリンクは別ウィンドウで開きます