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ノーベル賞関連イベント参加し帰国報告 大学院生の大塚さん「発信力が課題」

2018/1/25

ノーベル賞授賞式などを行うノーベルウィークに合わせてスウェーデンで行われた「ストックホルム国際青年科学セミナー(SIYSS)」に参加した大学院理工学研究科博士前期課程2年の大塚美緒子さんが1月24日、本学で帰国報告会を行い、学生や教職員など約60名が参加しました。

ノーベル賞授賞式への参加だけでなく、地元高校生への研究発表や参加者間の交流イベントなどを行う同セミナーはノーベル財団の協力でスウェーデン青年科学者連盟が行っているイベントで、昨年12月4~12日の間に20カ国25人(18~24歳)が参加しました。大塚さんは日本から派遣する2人のうちの1人に選ばれました。

ストックホルムの高校生約1,500人が来場するSIYSSセミナーでは、自身の研究について5分間の口頭発表と6時間のポスター発表が行われました。人口結晶のビスマスを用いた温度差発電の仕組みを発表した大塚さんは、高校生でも分かりやすいように工夫をしたと話しました。具体的には、高校生にビスマスを貼り付けた板に手を当ててもらうことで裏についたプロペラが回るという装置の話を導入に、ビスマスをナノワイヤにして発電効率を上げる詳細な研究内容の紹介をしました。更に、最後まで話を聞くとビスマスの結晶をプレゼントするといった工夫もあり、170人を超える高校生が足を止め、多数の質問も受けたといいます。

倫理セミナーでは、裁判をAIを用いて行い、判決を下すことを人間からAIに置き換えることについてSIYSSメンバーで議論。大塚さんは、他国の人たちの能動的な姿勢と発信力に感銘を受け、同時に「周囲の意見に納得するあまり、いつの間にか聞き手に回ってしまった」と反省し、「今後はもっと発信力を養いたい」と話しました。

「高校生へのプレゼンはいろいろ工夫した」と話す大塚さん
発表で実際につかった装置を説明する様子

今年の4月に博士後期課程に進学する大塚さんは、セミナー参加前まで、学問を続けていくことに迷いがあったと話しました。18歳のSIYSS参加者が積極的に発言している姿や、ジェンダーなどを気にせず研究に邁進するという強い意志に触れたことで、進学に前向きになれたといいます。最後に「これからは世界に自信を持って発信できるような研究を続けたい」と意気込み、自身の受ける教育や学問について「教育を受ける機会を大切にすると同時に、現地高校生へのプレゼンの経験から、今の自分でも十分に発信できるものを持っていると思えた。将来的にではなく、普段から発信することも意識したい」と熱く決意を語りました。

笑顔で帰国報告をする大塚さん

帰国報告会会場の様子

プレゼンを聞いた高校生と大塚さん(右から2人目)
(国際科学技術財団提供)

ノーベル賞授賞式を前に記念撮影
右が大塚さん、左はもう一人の日本人参加者の北海道大学大学院・戸田賀奈子さん(国際科学技術財団提供)

【参考リンク】

The Japan Prize Foundationウェブサイトこのリンクは別ウィンドウで開きます

SIYSS公式のFacebook|大塚さんの紹介動画もアップされていますこのリンクは別ウィンドウで開きます

ストックホルム国際青年科学セミナーの参加にあたって(大学院理工学研究科 博士前期課程2年 大塚美緒子さん)このリンクは別ウィンドウで開きます

本学学生がノーベル賞週間にスウェーデンで開催される”ストックホルム国際青年科学セミナー”に派遣されます!このリンクは別ウィンドウで開きます

大学院理工学研究科ウェブサイトこのリンクは別ウィンドウで開きます