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文化功労者 小松和彦先生(本学卒業生)に「埼玉大学フェロー称号」を授与しました

2017/1/26

1月23日(月)、本学は、平成28年度文化功労者に選出された妖怪研究の第一人者小松和彦先生(1970年教養学部卒)に、卒業生・修了生で特に文化や学術の各界で顕著に優れた業績又は功労を挙げた方に与えられる「埼玉大学フェロー」の称号を贈りました。

小松先生は、本学卒業後に東京都立大学大学院を修了、信州大学、大阪大学教員を歴任後、現在は国際日本文化研究センターの所長として活躍され、民間伝承などの分野で、新たな学問分野を確立したとして、本年度の文化功労者に選出されました。その功績を称え、「埼玉大学フェロー」の称号を授与することとなりました。

受賞式で山口宏樹学長は「大学としてとても嬉しい。小松先生の話を励みに、学生の皆さんも大学で出会った学問、先生、仲間たちを大切にして、卒業後に活躍してほしい。」と挨拶し、小松先生は本学で学んだ日々を振り返り、「高校では知らなかったいろいろな学問があり、興味をもったことは何でも学べる場所に来られて、知的な刺激を受けた。埼大に来なかったら今の研究はしていなかったかもしれません。」と笑顔で語り、最後に「チャンスを見つけて自分の道を切り開き、社会で活躍してほしい。」と学生に期待を寄せました。

挨拶する小松先生

山口学長と記念撮影

受賞式に続き、「謎解きという快楽に魅せられて-私の学問人生-」と題した記念講演会が行われました。小松先生は、本学教養学部在籍時に文化人類学に出会い、秩父郡の旧両神村で「オサキ狐」などつきものや妖怪の伝承についてフィールドワークを行い、そこで民間伝承の調査の難しさと異文化を深く理解する楽しさを味わったことが、今の研究につながっているといいます。その後、東京都立大学大学院で出会った、文化功労者選出の理由ともなる40年に及ぶ高知の民間信仰「いざなぎ流」の研究、そこからきっかけを得た「妖怪画像」研究に腐心された話が繰り広げられました。

講演の中で小松先生は、「研究はつらくても同時に楽しい謎解き。勉強や論文を書くとき、まずは楽しむことを一番の柱にして頑張ってください。」と後輩たちへエールを送りました。

講演する小松先生

満席となった会場

学生からの質問に答える小松先生

学生から花束が贈られました

記念撮影

上)フェロー称号記
左下)フェロー称号を付した記念品のゴールド名刺
右下)同じく記念品の細川紙手漉き名刺