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埼玉大学男女共同参画室映画上映会を行いました

2016/10/19

10月13日(木)、埼玉大学男女共同参画室は国際開発教育研究センターと共催で、コンゴ東部を舞台とするドキュメンタリー映画「女を修理する男」の上映会を本学にて開催しました。この上映会は、一般的にほとんど知られていない性暴力、紛争バブル経済の関係性に関する認識を広め、性暴力の防止策について考えることを目的とし、当日は一般の方、教職員、学生など50名が参加しました。

男女共同参画室長 堀田香織副学長による挨拶

コンゴの性暴力と紛争を考える会副代表 華井和代氏による解説

今回の上映会には、「コンゴの性暴力と紛争を考える会」の副代表華井和代東京大学大学院特任助教にお越しいただき、コンゴの地理的特徴や歴史、大規模な性暴力を生んだ背景を説明していただきました。そして、映画ではコンゴにおける残忍な性暴力被害の実態が被害者から語られ、性暴力が及ぼす、取り戻しのきかない身体的、精神的ダメージの大きさが明らかにされ、そうした性暴力被害生存者の救済・再起の支援にあたってきた婦人科医デニ・ムクウェゲ氏の姿が描かれていました。そこでは、手術によって女性たちの身体を治療するのみならず、言葉によって女性たちの人生を救ってきたシーンが映し出されていました。また、国連で女性の人権を訴えるムクウェゲ氏のスピーチも紹介されました。

上映会後、再び華井先生からレクチャーがあり、大規模で残忍な性暴力の実態、その性暴力が性欲のためではなく、地域を支配するための武器として用いられていること、こうした問題の背景には鉱物をめぐる紛争があること、そして国際社会がこの紛争に対して試みてきたことについて語られました。

参加者からは、コンゴの実態について初めて知ったという発言や今後国際社会はどのように介入できるだろうかといったことが質問され、華井先生から最新の動向について教えていただきました。遠いアフリカの地の出来事でありながら、日本企業が生産し、我々が用いている製品に、コンゴの鉱物が使われている可能性もあり、我々の問題としても考えていかなければならないことが共有され、非常に有意義な上映会となりました。

上映後の質疑応答

【参考URL】
埼玉大学男女共同参画室ウェブサイト
国際開発教育研究センターウェブサイト