埼玉大学

2014年度ニュース一覧

【埼大生による訪問レポート】卒業生訪問/NTT東日本 埼玉事業部

2015/03/09

埼玉大学では、自分の夢にチャレンジする元気な学生を育てることや、卒業生と大学とのリレーションをより緊密にして行くことを目的として、「埼大生による経営者インタビュー」や「埼大生による先輩訪問」など、埼大生による企業訪問の取組みを行っています。
学生が、各界でご活躍されている経営者や卒業生を訪問してインタビューを行い、感想や他の学生に伝えたいことなど、学生がレポートを作成して発表していきます。

1.訪問先卒業生
NTT東日本 埼玉事業部
法人営業部 埼玉法人営業部門 公共営業担当 担当課長   望月 吉男 様
(埼玉大学経済学部 平成4年3月卒業)
埼玉西支店 設備部門 エリアコーディネート担当 担当課長  羽藤 理沙 様
(埼玉大学理学部 平成12年3月卒業)

会社概要
・所在地    (本社)東京都新宿区西新宿3-19-2
(埼玉事業部)埼玉県さいたま市浦和区常盤5-8-17
・資本金     3,350億円
・資本構成   日本電信電話株式会社  100%出資
・社員数     社員数 5,650人(平成26年3月31日現在)
・代表者    (本社)代表取締役 社長 山村 雅之
(埼玉事業部)取締役 埼玉事業部長 笠井 澄人
・組織図

(画像をクリックすると、拡大表示されます)


   ・ホームページ  http://www.ntt-east.co.jp/saitama/

2.訪問学生
1.甲斐 晴菜  教養学部 教養学科2年
2.上村 明莉  経済学部 社会環境設計学科3年
3.伊澤 美沙  経済学部 社会環境設計学科3年
4.松永 はるな 理 学 部 基礎化学科3年

3.訪問日
平成27年2月23日(月)

4.学生所感
今回の企業訪問を通して、今のNTT東日本は私たち国民の暮らしを支えている、なくてはならない存在であると感じました。
インタビュー中、私たち大学生は黒電話やポケベル、テレフォンカードを使ったことのない世代なのではないかという話で盛り上がりましたが、それだけここ数十年で情報通信技術は著しく発展しており、その発展をリードしてきたのがNTTであることを知りました。
今となっては電話もインターネットも、あって当たり前、どこでも使えて当たり前になっていて、その存在をあえて意識することは以前に比べて少なくなってしまったかもしれません。ですが、その「当たり前」は全国各地のNTTの社員が一丸となって支えているということに気づくことができました。
また、情報通信技術の発展は現在進行形であり、2020年の東京オリンピックでさらに勢いづく国際化など様々な環境の変化のなかでより便利で快適な情報インフラの整備を進めていることを知りました。とはいえ、情報通信は実体が分かりにくく私自身イメージがわかなかったのですが、今回の訪問では設備見学をさせて頂き、実際に地下に通信ケーブルが張り巡らされているところを目にして「つながっている」ということを実感として理解することができました。
埼玉大学のOB・OG社員の方のお話からは、社内で幅広いキャリアを積めることや、自分の仕事に誇りとやりがいを持って取り組んでいる姿勢を学ぶことができ、また人と人とのつながりを大事にして仕事をされていることがわかりました。
そして、企業訪問に協力してくださった社員の皆様全員が終始和やかな雰囲気をつくって下さり、あたたかな企業風土を感じました。

経済学部 社会環境設計学科3年 上村明莉

今回のNTT東日本への企業訪問で、通信業のやりがい、困難さ、サービスの多様化について知ることができました。
NTTといえば固定電話やインターネット回線などの通信網はイメージし易いですが、その他にも様々なサービス提供を行っていることがわかりました。たとえば、スマートフォンの利用に欠かすことのできないWi-Fi基地局の管理や電線の配線・整備のような社会的基盤を支えるインフラ事業等の運営があります。電線の管理は一言で済ますことのできる仕事でなく、震災で被害を受けた地域へのインフラ支援や大雪による停電に対する復旧作業など、人々の生活に密接だからこそ信念が必要とされると感じました。
とう道の見学で拝見したミリ単位に満たない光ファイバーが、私たちが日々触れる情報伝達を可能にしていることを考えると、技術の精密さに感動しました。このように、ヒトとヒトのつながり、情報の架け橋という現代日本社会でなくてはならない重要な役割を担う使命感が、「つなぐ、を、強く」というキャッチフレーズに込められていることがわかりました。
OBの方のお話では、就職活動の進め方と仕事におけるモチベーションについてお聞きすることができました。まず、企業・会社選びにおいて、会社の雰囲気や自分との相性はどのようなものか、多業種か専門職種を希望するのか、というような視点を持つことが大切だと教えて頂きました。今後のキャリア設計について、「営業のプロフェッショナルを育てていきたい」という明確な目標を語ってくださり、入社後の目標設定や向上心を持つことはとても大切なことだと感じました。
また、業務を遂行する上で求められるのは単一の知識だけでなく、知恵や仕事に対する思い、人間力であるというお言葉から、経験の積み重ねに加え、多分野で挑戦する姿勢を持ちたいと思いました。

経済学部 社会環境設計学科3年 伊澤美沙

今回わたしは初めて企業訪問に参加させて頂きましたが、本当に良い経験ができたと思います。
今回訪問したのはNTT東日本であり「NTT」という名前はもちろん前からよく知っていましたが、具体的にどんなことをしている企業なのかはあまり知りませんでした。しかし、今回企業訪問を通してNTT東日本という企業がどのようなことを行っていて、どんな信念を持っていて、どんな人が働いているのか、自分の目と耳、肌で感じることができたのはとても貴重な経験となりました。
NTTは私たちの生活に欠かせない電話やインターネットなどの通信インフラを提供する役割を担っており、携帯電話なども、NTTの通信なしには使うことができません。つまり通信の根本を担う企業なのです。CMなどで使われているキャッチコピーの「つなぐ、を、つよく」という言葉に、彼らの仕事の全てと信念が詰まっていると感じました。通信と聞くと、近未来的できらきらしているような印象を受けますが、実際は一本一本の線を地道に繋いでいくような泥くさい仕事なのです、という言葉がとても印象に残っています。わたしたちの生活はそのような地道で堅実な作業によって支えられていることを実感しました。
企業訪問の中で、普通に生活していれば見ることのなかったであろう とう道や、様々な通信設備、屋上にある電波塔を真下から見せていただくこともでき、感激しました。
通信手段が格段に増えた現在を受け、これからの未来、通信はより大きな役割を担っていくことになる。東京オリンピックに向けた外国人観光客向けのWi-Fiの整備や、農業やスタジアムのICT化(インフォメーションコミュニケーション テクノロジー)についての話は感心するものばかりであった。特に農業のICT化でベテラン農家の栽培技術をビックデータに集約し、その栽培技術を知的財産化して利用するというのは、農業従事者が減少する中で、希望の光となる技術だと感じました。通信は私が思っていたよりも多くの分野との関わりがあり、その分の広がりも実に大きいと感じました。これから大きな成長が見られる分野であると思います。
そしてNTT東日本の企業で働く埼玉大学のOB、OGの方を初め、企業訪問でお世話になった全ての方々がとても気さくで、企業に対する堅苦しいイメージが払拭され、より企業を身近に感じることができるようになったこともこの企業訪問のおかげだと思います。私も今年3年生に進級し、就職に向けた準備の時期を迎えます。今回の企業訪問はその第一歩として、自分自身にとって大変役立つものでありました。

教養学部 教養学科2年 甲斐晴菜

今回、私ははじめての企業訪問ということもあり不安に思う点もありましたが、就職活動に向けていろいろな世界をみて知っておきたいという思いも強く参加を決めました。
通信という業種がどんなことをしているのかよく分かっていなかったのですが、NTT東日本は代表の方がおっしゃっていた「つなぐ、を、つよく。」の言葉のとおり私たちのコミュニケーションをより豊かにするためのインフラ整備をしているということをまず教えていただき、NTTがいま力を入れているWi-Fiの拡大についての話をしていただきました。
スマートフォンやタブレット等の利用の増加に伴った情報データ量の増加によりWi-Fiのニーズが高まってきたため、自宅やオフィスだけではなく生活動線上における公衆Wi-Fiの設置箇所を増やすことがこれからの課題であると丁寧に説明していただきました。また、埼大のOB、OGの方々からは法人営業と設備の2種類の仕事の内容をわかりやすく説明していただき、就活に向けてのアドバイスもたくさんしていただきました。
また今回は、NTTの設備も見せていただきました。特に普段は入ることのできないとう道見学では、いつも私たちが生活している空間の下の世界を見るとても貴重な体験ができたと思います。
最後に今回の企業訪問を通して、いろいろな企業を実際に自分の目で見ることの大切さを強く感じました。はじめは少し緊張していましたが、NTTの皆さんが温かい笑顔で迎えてくださりとても明るい雰囲気でお話ができました。今後もいろいろな企業を分野にとらわれずに見て、自分の就職活動に活かせたらと思います。

理学部 基礎化学科3年 松永はるな

左から望月・羽藤両先輩と笠井事業部長

左から望月・羽藤両先輩と笠井事業部長

お話しを聞く伊藤副学長(左)と学生達

お話しを聞く伊藤副学長(左)と学生達

ビル上の巨大な電波塔を見上げる

ビル上の巨大な電波塔を見上げる

東日本大震災でも活躍した中継車と一緒に!

東日本大震災でも活躍した中継車と一緒に!

地下15m(底辺まで)にある「とう道」の説明を受ける

地下15m(底辺まで)にある「とう道」の説明を受ける

実際に「とう道」の中に入りました

実際に「とう道」の中に入りました

延々と地下を北浦和駅まで続く「とう道」の中で!

延々と地下を北浦和駅まで続く「とう道」の中で!

関係者全員での記念写真

関係者全員での記念写真

一日中、応対して頂き本当にありがとうございました。
貴重な経験になりました。お昼のお弁当は本当に美味しかったです。

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