埼玉大学

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「レジリエント社会研究センター」発足式を開催しました

2014/04/25

4月1日に新設された『レジリエント社会研究センター』の発足式が、4月17日(木)、総合研究棟シアター教室において開催されました。本センターの設置は、激甚災害の世界的な増加を背景に、防災・減災工学にかかわる研究に加え、災害から社会が速やかに回復するために、リスク発生前後の人間の行動学、リスクの対応主体である住民の意識改革や政策面での改革まで含めた研究の推進を図るため、複合科学的見地から真のレジリエント社会構築に向けて必要な研究を行い、その成果の社会への還元を目指すことを目的としています。
最初に、センター長に就任した大学院理工学研究科の田中規夫教授の挨拶及びセンターの概要説明が行われました。次に山口学長がセンター発足の挨拶として、「本センターは、埼玉大学自身の改革構想である研究力強化のひとつでもあると同時に、文理融合型の人材育成の強化の場でもあり、国策としても社会基盤系の研究に追い風が吹いているこの機会に良い成果を期待しています。」と激励の言葉を贈りました。
続いて、センターの客員教授に着任する方々への辞令交付が行われ、代表として埼玉県副知事である岩﨑康夫客員教授が挨拶しました。
基調講演では、防災、環境、社会基盤などそれぞれの分野から4件の発表があり、各分野におけるレジリエント社会の捉え方や意識の共有化を図りました。最後に今後の活動展開について大学院理工学研究科の久保田尚教授からお話があり、閉会となりました。

(基調講演の内容)
1)「鉄道の地震時安全性向上に向けての取組み」:室野剛隆客員教授
2)「世界の大災害から見た、レジリエント社会構築の問題点-イラン、バム地震とミャンマー、ナルギス台風の例から-」:渡邉邦夫客員教授
3)「関東大震災における避難」:西田幸夫特任准教授
4)「政策形成と調査研究-行政と大学の連携可能性-」:松本正生教授(埼玉大学社会調査研究センター長)

概要説明をする田中センター長

概要説明をする田中センター長

挨拶する山口学長

挨拶する山口学長

挨拶する埼玉県副知事の岩﨑康夫客員教授

挨拶する埼玉県副知事の岩﨑康夫客員教授

会場の様子

会場の様子

記念撮影

記念撮影

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