平成17年度 スポーツ・マネジメント概論の授業概要(2005.5.10更新後) | |||||||||
授業科目名 | スポーツ・マネジメント概論 | ||||||||
英語授業科目名 | Introduction to sports management | ||||||||
担当教員 | 市橋 秀夫(埼玉大学助教授) | ||||||||
単 位 | 2単位(ただし、一般の方への単位認定はありません。) | ||||||||
学 期 | 前 期 | ||||||||
曜 日 | 月曜日 | ||||||||
時 限 | 3・4時限(10時20分〜11時50分) | ||||||||
テーマ・副題 | さいたま市のサッカーに見るスポーツ・マネジメント | ||||||||
授業の教育 目的・目標 | 近年、スポーツの経営や運営管理への関心が、透明性や収益、地域振興や地域貢献といった観点から、高まってきています。本講義は、地元さいたま市に拠点を置くふたつのJリーグ・クラブを事例に取り上げながら、スポーツ・マネジメントの全体像を学び、今後の望ましいスポーツ・マネジメントのあり方を探求することを目的とします。 | ||||||||
授業の理解度の達成目標 | 以下の3点を達成目標とします。 1. Jリーグ・サッカー・クラブのクラブ運営の現状を、全体的に理解すること。 2.さいたま市のサッカーの歴史と現状について批判的に理解することを通して、今後のスポーツ・マネジメントの課題について考察できること。 3.プロ・スポーツ・クラブの社会貢献の望ましいあり方について、自分なりの提案ができること。 | ||||||||
授業キーワード | スポーツ・マネジメント、サッカー、さいたま、浦和レッズ、大宮アルディージャ、共生、地域貢献、Jリーグ | ||||||||
授業の内容 | 授業は、浦和レッズと大宮アルディージャを初め、さいたま市、埼玉県サッカー協会、日本プロサッカー協会など、さいたまのサッカーを支える諸団体の全面的な協力を得て行なわれます。講義は、「1.スポーツの歴史的・社会的位置」に関する講義から始まり、「2.スポーツ・マネジメントの実際」を浦和レッズと大宮アルディージャのスタッフの協力得て学び、最後に「3.スポーツ・マネジメントの課題」について総括的なパネル・ディスカッションを行なうという構成です。スポーツという特殊な公共財のマネジメントは一般企業のそれとどう違うのか、スポーツクラブは地域に対してどのような貢献を行なっているのか、今後どんな課題に取り組むべきなのか――受講生の皆さんとともに考えたいと思います。 | ||||||||
授業の方法 | 毎回異なる講師が、講義形式で授業を進めます。毎回、授業の最後に、受講生のみなさんの理解度を確認するため、感想と質問を記入して提出してもらう時間をとります。 | ||||||||
授業展開 | 第1回 | 4月18日 | ○ガイダンス : 授業の概要と進め方 | 市橋 秀夫 (埼玉大学助教授) | |||||
授業の概要と進め方等に関する説明 | |||||||||
第2回 | 4月25日 | ○サッカー学入門 @: サッカーの社会史 | 市橋 秀夫 (埼玉大学助教授) | ||||||
サッカーの社会史的考察に関する入門的講義 | |||||||||
第3回 | 5月2日 | ○サッカー学入門A:サッカー・ワールドへの招待 | 菊原 伸郎 (大阪商業大学講師) | ||||||
サッカーの魅力を多面的に理解するための入門的講義 | |||||||||
●スポーツ・マネジメントの実際(1) ――クラブを運営する―― | |||||||||
第4回 | 5月9日 | ○「プロ・スポーツ・クラブ経営@」 | 犬飼 基昭 (浦和レッドダイヤモンズ・ 代表) | ||||||
浦和レッズの経営、事業活動等に関する講義 | |||||||||
第5回 | 5月16日 | ○「プロ・スポーツ・クラブ経営A」 | 西野 努 (浦和レッドダイヤモンズ事業本部) | ||||||
海外クラブとのクラブ経営、運営との比較等に関する講義 | |||||||||
第6回 | 5月23日 | ○「プロ・スポーツ・クラブ経営B」 | 児玉 雅俊 (大宮アルディージャ・前オーナー) | ||||||
大宮アルディージャの経営、事業活動等に関する講義 | |||||||||
第7回 | 5月30日 | ○「プロ・スポーツ・クラブ経営C」 | 森 孝慈 (浦和レッズ・ゼネラルマネージャー) | ||||||
レッズの組織、選手管理、サポーターとの関係等に関する講義 | |||||||||
●スポーツ・マネジメントの実際(2) ――クラブを支える―― | |||||||||
第8回 | 6月6日 | ○「医療トレーナーとスポーツ」 | 野崎 信行 (浦和レッズ・アスレティック・ トレーナー) | ||||||
選手の肉体的管理、精神的ケアに関する講義 | |||||||||
第9回 | 6月13日 | ○「埼玉のサッカー事情」 | 松本 暁司 (埼玉県サッカー協会会長・本学OB) | ||||||
埼玉サッカーの歴史と現状に関する講義 | |||||||||
●スポーツ・マネジメントの実際(3) ――クラブと地域―― | |||||||||
第10回 | 6月20日 | ○「地域貢献@」 | 清雲 栄純 (大宮アルディージャ・トータルアドバイザー普及部長) | ||||||
大宮アルディージャの地域社会貢献に関する講義 | |||||||||
第11回 | 6月27日 | ○「地域貢献A」 | 落合 弘 (浦和レッズ・ハートフルクラブ・キャプテン) | ||||||
浦和レッズの地域社会貢献に関する講義 | |||||||||
第12回 | 7月4日 | ○「行政の役割」 | 都倉 正敬 (さいたま市政策企画部 スポーツ企画課課長) | ||||||
行政のJリーグとの関係に関する講義 | |||||||||
第13回 | 7月11日 | ○「ジャーナリストから見たクラブ経営」 | 大住 良之 (サッカー・ジャーナリスト) | ||||||
Jリーグのクラブ経営の現状、地域との関わりをジャーナリストの視点から考察する講義 | |||||||||
特別 講義 |
7月16日 土曜日 |
○第一部:特別講演会(13:00〜13:45) | 鈴木 昌(社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ) チェアマン) |
||||||
○第二部:シンポジウム(14:00〜15:30) テーマ:「Jリーグの社会貢献とは」(予定) | 落合 弘、清雲栄純、地元経営者、本学教員、学生 | ||||||||
第14回 | 7月25日 | ○「Jリーグの役割」 | 藤口 光紀 (社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)理事) | ||||||
Jリーグの理念、現状、課題等に関する講義 | |||||||||
定員(一般の方) | 150名 | ||||||||
※講義日程、及び内容等については現在予定しているものです。 |