埼玉大学

大学概要

学長メッセージ


埼玉大学長 山口 宏樹

 埼玉大学の掲げるビジョンは「埼玉大学 All in One Campus at 首都圏埼玉〜多様性と融合の具現化」。文系、理系、教員養成系の多様な学問が、また、日本人、外国人、社会人の多様な学生と教職員9,300人が1キャンパスに集う埼玉大学。大学として普遍的な知の府としての基盤強化と、首都圏埼玉に根ざした埼玉大学の個性化を二つの軸として機能強化を進め、一層輝きを増します。

 第1の軸は、大学の主たる使命が知の創造と継承であることをしっかり据え、これまでに進めてきた、研究と人材育成という知の府としての基盤強化です。また、第2の軸は、地域の中核拠点としての役割を積極的に担うことを掲げ、産学官連携による地域課題の解決と地域ニーズに応じた人材の育成という埼玉大学としての個性化です。埼玉大学は、多様性を尊重しつつシナジーをもたらす「多様性と融合の具現化」を進めていきます。

 
 2017年度は、第2章。研究力強化のための戦略的研究部門では、「X線・光赤外線宇宙物理」領域を新設し、JAXA宇宙科学研究所と共同で国家的プロジェクトに挑んで、星の誕生と死の謎に迫ります。また、2016年に設置した先端産業国際ラボと統合キャリアセンターSUでは、地域との連携をより一層深めて充実を図るとともに、埼玉特有の健康・医療イノベーション・エコシステムの構築や、埼玉からグローバルへ展開するための多文化キャンパス構築にも力を注ぎます。

 大変嬉しいことに、このところ埼玉大学卒業生の活躍が続いています。一人目は、ニュートリノ質量の発見で2015年のノーベル物理学賞を受賞された梶田隆章さん。理学部を1981年に卒業しています。二人目は、妖怪文化研究で平成28年度文化功労者に選ばれた小松和彦さん。1970年、教養学部の卒業です。三人目は、1991年に理学部を卒業した塚田美樹さん。2016年のノーベル生理学・医学賞を受賞された大隅良典先生に東大で修士論文の指導を受け、受賞対象となったオートファジーに関する論文を執筆しています。四人目は、2017年に埼玉大学で博士号を取得した山木さやかさん。113番新元素・ニホニウムを発見した理研チームの一員で、検出器の調整とデータ解析を担当しました。そして五人目は、平成28年度日本芸術院賞第1部門(美術)の受賞者、根岸右司さん。1961年、教育学部の卒業で、雪景色の油彩の名手と言われています。まさに多様な卒業生の多様な活躍ですが、それぞれに、都会の喧噪から離れたキャンパスでの、多様な学問、多様な先生や仲間との出会いがきっかけになっています。

 教職員、学生、同窓生全員が、これらの快挙を大変嬉しく思うとともに、埼玉大学を誇りに思います。埼玉大学はこれからも、全員が目標を同じく一丸となって協働し、埼玉大学ならではの、質の高い教育、研究、社会貢献に、自信と誇りを持って取り組んでいきます。

 2017年4月1日

国立大学法人埼玉大学 学長

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