埼玉大学

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大学概要

学長メッセージ


   埼玉大学長 山口 宏樹

 4月。埼玉大学キャンパスは、木々の新しい芽や若葉の柔らかな新緑が眩しく輝きます。約50年前に移転した頃、荒川の河川敷に位置するキャンパスはやや殺風景の感がありましたが、今や、四季折々に美しく緑豊かなキャンパスになっています。これは、第5代学長・岡本舜三先生が40年前に植えられた木々が育ってできたものです。時の流れという時間軸の重みと、初動という時間軸の原点の大切さを教えてくれます。

 この埼玉大学も、2019年に創立70周年を迎えます。そして、70周年のキャッチフレーズを「つなげよう未来へ」としました。「あらゆる立場の人をつなぐ架け橋であることが埼玉大学の魅力。例えば、留学生と日本人学生、同窓生と現役学生、地域の人と埼大生がつながっています。70年間の人と人の心をつなぐ役割を未来へつないでいってほしい。」とは作成した学生の言葉。学長として、とても嬉しいメッセージです。

 現在、埼玉大学の掲げるビジョンは「埼玉大学 All in One Campus at 首都圏埼玉〜多様性と融合の具現化」。文系、理系、教員養成系の多様な学問が、日本人、外国人、社会人の多様な学生と教職員9,300人が1キャンパスに集う埼玉大学。研究力と人材育成力の強化という普遍的な知の府としての基盤強化と、首都圏埼玉に根ざした産学官連携による地域活性中核拠点としての埼玉大学の個性化とを二つの軸として機能強化を進め、これからも一層輝きを増します。

 埼玉大学の長い歴史にあって、同窓生が数多く活躍しています。特に最近、嬉しいニュースが続き、この3年で実に、学術、文化、芸術の各分野で功績が讃えらました。まさに、「All in One Campus」と「多様性」を掲げる埼玉大学の本領発揮です。一人目は、ニュートリノ質量の発見で2015年ノーベル物理学賞を受賞された梶田隆章さん。理学部を1981年に卒業しています。二人目は、妖怪文化研究で2016年度文化功労者に選ばれた小松和彦さん。1970年、教養学部の卒業です。そして三人目は、2016年度日本芸術院賞を受賞され、2017年末に権威ある日本芸術院の会員に推挙された根岸右司さん。1961年、教育学部の卒業で、雪景色の油彩の名手とされます。彼らはみな、後輩に向けたメッセージの中で、都会の喧噪から離れた埼玉大学キャンパスでの学問との出会い、師との出会い、仲間との出会いなど、大学時代という、それぞれの時間軸上、限られた期間での出会いの大切さを教えてくれます。

 教職員、学生、同窓生全員が、これらの快挙を大変嬉しく思うとともに、埼玉大学を誇りに思います。埼玉大学はこれからも、全員が目標を同じく一丸となって協働し、メンバー一人ひとりの向上と満足をベースとして、チーム埼大ならではの質の高い教育、研究、社会貢献に、自信と誇りを持って取り組み、その歴史をつないでいきます。

 2018年4月1日

国立大学法人埼玉大学 学長

学生・教職員への学長メッセージ

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