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地圏科学研究センター > 年報 > 第9巻
「平成20年度センターの活動評価と提言」に応えて
1.
埼玉大学地圏科学研究センターは,地域の都市化に伴い生じてきた地震災害対策や大地・地
下水汚染,高度危険物の安全な地下処分など,新たな学術的な課題を総合的に研究するとし
て「快適かつ安全で安心な社会生活を支える地圏技術の確立と国際貢献」を目的に平成 13
4 月に発足した.本年度で設立 8 年目が経過し,10 年を目途としているセンターの活動が
重要な時期を迎えている.その設立の趣旨に沿って地震防災科学研究および地圏環境科学研
究分野について,センター専任教官と学内協力教官の積極的な参画を得て,以下に述べるよ
うに研究活動が定着し安定した成果が得られていると評価できる.一方,センターがその設
立の目的に見合う地圏科学研究における COE としてその設立基盤を固めつつさらに発展し
ていくために,以下の評価と提言を積極的に取り入れた活動を期待する.
平成
21 年度も,研究推進・評価委員会から頂きました「活動評価と提言」の内容を重く
受け止めて活動を行いました.以下,御指摘頂きました各事項の対応について説明いたし
ます.
2.
センターが,研究開発推進・評価委員会による平成 19 年度の活動評価と提言の内容を平成
20
年度事業計画の実施に積極的に反映し研究活動を推進したことは評価できる.特に,新
たに地盤工学の助教が着任され研究スタッフの強化が図られたことは重要である.
地盤工学分野の橘助教は,着任以来,研究推進・評価委員会の期待に応えて,実験・解
析研究,学生研究指導など全般に渡って着実に活動を続け,今年度は,地盤の水・応力・
変形解析プログラム開発について国際的な高い評価を受けました.
3.
センターの目的達成のために設定された「災害に強い安全・安心な暮らし」及び「地圏・地下
水環境の長期保全」の分野で多岐にわたる研究テーマを 4 件のプロジェクトに統合して総合
力を発揮した研究が実施され,平成 20 年度においてもすべてのプロジェクトで査読付論文
誌などに多くの研究成果が掲載されている.いずれも,各研究スタッフが活発に研究活動を
実施し当該研究分野の学術の向上に積極的に貢献していると評価できる.さらに,高速道路
高盛土の特性研究のように複数のプロジェクトにまたがる研究課題についても各研究スタッ
フの連携のもとに成果を上げている.地圏科学の最新の知と成果が高度化している都市社会
の安全と安心の向上に役立てられることは,今後の大学のあり方として極めて期待される.
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