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教育研究情報

工学部の教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

 工学部は、専門性の高い教育課程を編成するために、機械工学・システムデザイン学科、電気電子物理工学科、情報工学科、応用化学科、環境社会デザイン学科の5つの学科を置く。

 各学科は、修業年限4年を目標にして、学生が工学部で定めた「卒業認定・学位授与の方針」にかなう知識とこれを応用する能力を獲得し、自らの資質を涵養することが可能となる教育課程を編成する。各学科は、編成した教育課程に沿って、以下に示す、(1)教養・スキル・リテラシー科目(旧基盤科目および外国語科目)、(2)理工系基礎教育科目、(3)工学部教養科目、(4)学科専門基礎科目、(5)学科専門科目、(6)学際専門科目および(7)イノベーション科目により、体系的で質の高い教育を実施する。

 工学部では、高度な専門的知識を備えた研究者・技術者を育成するために、学士課程4年間と大学院博士前期課程 2年間からなる6年一貫型の教育カリキュラムを構築しており、学修意欲の高い学生は3年次から(8)大学院科目の履修が可能である。
 学生が身につけた学修成果については、各科目のシラバスで定めた学修目標に対する達成度に基づいて、国立大学法人埼玉大学単位修得の認定に関する規則等により定めた方法・基準により厳格に評価する。

 (1)教養・スキル・リテラシー科目
   歴史を踏まえ、グローバルかつ多元的な視点で物事を考え、未知の事態や新しい状況に的確に対応する 
  ための力を修得させるために、1~2年次に「人文学科目」「社会科学科目」等を開講する。また、グ
  ローバル化が進む現代において国際舞台で活躍できる人材を育成するために、1~2年次の「英語スキル
  教育科目」の学修を通して、英語を用いて自らの考えを積極的に発信するためのコミュニケーション能力
  を修得させる。

 (2)理工系基礎教育科目
   理工系学生が共通に身につけるべき数学、物理、化学および生物の4分野に関する基礎的素養の修得と
  異分野・周辺分野への基礎的理解を深めさせるために、1~2年次に「微分積分学基礎」「線形代数基
  礎」「力学基礎」「化学基礎」「生物学基礎」等を開講する。

 (3)工学部教養科目
   工学部学生としての基礎的素養を身に付ける初年次教育科目「工学入門セミナー」に加えて、「情報基
  礎」「技術者倫理」「現代社会概説」等を開講し、情報リテラシー、技術者倫理、工学に解決が期待され
  ている現代社会の課題などに関しての基礎的知識を修得させる。

 (4)学科専門基礎科目
   各学科ごとに、「専門基礎科目」を開講し、より高度な「専門科目」の学修に必要な前提知識を修得さ
  せる。

 (5)学科専門科目
   各学科が独自に開講する「講義科目」「演習科目」「実験科目」「実習科目」等を通して、当該分野の
  専門家として活躍するために必要な高い専門性を修得させる。学士課程の総仕上げとなる卒業研究では、
  複雑な課題に柔軟に対応する能力を修得させると共に、主体性・多様性・協働性を身につけさせる。

 (6)学際専門科目
   多様化・複雑化する科学技術に対応しうる人材を育成するために、複数の専門分野に跨る科目を開講
  し、各学科で学ぶ専門分野の周辺分野に位置づけられる専門的知識を修得させる。

 (7)イノベーション科目
   多様な人材を束ねることができる強いリーダーシップと高い専門性を兼ね備えた工学系人材の育成を目
  指して、実務家教員も交えた講義科目やPBL型科目を開講し、社会的課題に対する科学的分析・理解、そ
  れに基づく工学的課題の設計・デザイン、課題解決に向けた種々の技術の統合・システム化による社会実
  装などに対する実践力を修得させる。

 (8)大学院科目
   学部から大学院へと続く教育において、学部における専門的知識の修得レベルが高い学生に対して、大
  学院理工学研究科博士前期課程の開講科目を開放し、大学院で修得すべき高度な専門的知識の中で基礎に
  位置づけられる専門知識を早期に修得させる。

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