教育学部

学部紹介

教育学部長からみなさんへ

教育学部長 薄井 俊二

「先生」になるのをお手伝いします

教育学部長 薄井 俊二


 「先生」という言葉はどんな意味なのでしょうか。もともとは中国のことばで、「先」に「生まれた」人という意味で、自分よりも年長の人を指していました。そして、一般的に、自分より年長の人は、自分より経験や知識があり、能力も高いことから、学問や人徳に優れていたり、自分が師事する人を、敬意を込めて「先生」と呼ぶようになりました。そしてのちに、特に「学校の教師」を「先生」と呼ぶようになっていきました。
 埼玉大学教育学部は、その「学校の先生」を養成するところです。
 先生になるには、大学でどんなことを学び、身につけておかなければならないでしょうか。教育に携わる先生の一番の仕事は「授業」です。どの子も、勉強ができるようになりたい、分かるようになりたいと思っています。そこで、「国語」や「体育」などの教科の内容に関わる「知識」や「技能」を身につけておく必要があります。またどのような授業をしたら、子どもたちの理解が進むかといった、「教え方」も重要です。しかし、先生の仕事は「授業」だけではありません。日々向き合っている子どもたちは学力や性格なども様々です。また成長の途上にある「子ども」です。そうした多様な子どもたちひとりひとりを受け止め、ひとりひとりに、また集団としての子どもたち適切に対応していかなければなりません。それができるためには、子どもや人間に対する理解が欠かせません。心理学や教育相談なども学ぶ必要があります。さらに複雑化が進む現代社会では、新しい「教育課題」も生まれています。急速に増えつつある発達障害児、外国籍を持つ子どもの増加、子どもの貧困など、先生が取り組まなければならない課題は次々と生まれています。
 埼玉大学教育学部では、先生として必要な力量を身につけ、様々な課題に対応できる人材を育てるための教育を行い、先生になりたい人が、先生になるのをお手伝いします。
 また、「学校の先生」は「学び続ける」存在です。大学を卒業して「先生」になりますが、そこで留まっていては、授業力も向上しませんし、子ども理解も深まりません。「先生」という仕事を行いながら、さらに様々なことを学び、自らを向上させ続けなければなりません。本学部では、卒業生をはじめとした、「働く先生たち」の学びの場としても、貢献していきます。

沿革

 埼玉大学教育学部は、その前身である学校改正局が、明治六年に浦和宿に創設され、埼玉県小学校教員の養成が始まってから、130年余の星霜が経過しています。この間、明治七年埼玉県師範学枚と改称され、以後埼玉県小学師範学校、埼玉県尋常師範学校、埼玉県師範学校と名称を変え、明治三十四年には埼玉県女子師範学校が設置され、さらに昭和十八年にはこの両校が統合されて、埼玉師範学校として国立移管となり、教育制度の改革に伴って大きな変遷を経てきました。一方県下実業補習学校の普及発展に応じて、大正十一年埼玉県実業補習学校教員養成所が創設され、その後埼玉県立青年学校教員養成所と改称され、昭和十九年には国立埼玉青年師範学校となりました。

 第二次大戦後の教育改革での六三制実施にあたり、昭和二十四年埼玉師範学校、埼玉青年師範学校は、統合されて埼玉大学教育学部となり、新制大学として発足し、昭和四十一年には校地を大久保に移し、今日の発展の礎を据えました。
 その後、つぎのような改変をへて、幅広くかつ一貫した教育・研究体制を備えてきています。

・附属教育実践研究指導センターの設置(昭和六十一年)
・社会教育総合課程の設置(昭和六十四年)
・教育学研究科の設置(平成二年)
・特殊教育特別専攻科の設置(平成八年)
・東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科への参加(平成八年)
・3課程7コース体制への移行(平成十一年)
・大学院修士課程の拡充(「学校臨床心理専修」の新設)(平成十三年)
・教員養成に特化(平成十八年)

教育学部の理念・目標

 教育学部は、どの専修に入学しても、すべての学生を多様な学校種における主体的で豊かな人間性を身につけた力量ある質の高い教員に養成することを目的としています。すなわち、教育学部は、学部生全員を教師に育てるという「教員養成に特化」した、全国で数少ない教育学部であることを特徴としています。

 教育学部には、次のような二つの養成課程がありますが、いずれの課程においても、それぞれの専門分野に関する専門的な知識・技能を、理論と実践の両面にわたって身につけた人材を養成することを目標としています。どの課程・専修でも、少人数指導のゼミ活動、社会体験を重ねる学校フィールド・スタディ・プログラム、きめの細かい卒業研究指導などが提供されます。そうした指導を通して、埼玉県・さいたま市を中心とした全国の教員需要に対応できる教員養成をめざします。

「学校教育教員養成課程」
 幼稚園、小学校、中学校、高等学校、養護学校の教師、および保育園の先生を養成することを目的としており、それぞれの専修・コースに関連した教科専門科目と、教員として必要な生徒指導・教育方法などの教職専門教育により、高度の教育実践力を備えた教員養成を共通の目標としています。

「養護教諭養成課程」
 こどもたちの健康と安全をサポートし、さまざまな学校の「学校保健活動」の中心となる養護教諭を養成します。養護教諭というのは、いわゆる「保健室の先生」のことです。最近の、心の健康問題、薬物乱用や性に関する問題行動など多様な課題に対応できる専門的な知識を身につけます。また、担任や地域医療機関、保護者などと連携をとりながら、子どもたちの健康と安全を支援・指導できる力も育てます。

進路・就職情報

卒業後の進路


教員以外の主な就職先

UFJセントラルリース(株)、エン・ジャパン(株)、クラリオン(株)、クレディ・スイス生命保険(株)、ヤマト運輸(株)、リンテック(株)、(株)JALウェイブ、(株)NTTシステム開発、(株)USEN、(株)クイーンズ伊勢丹、(株)トーメンエレクトロニクス、(株)リクルート、(株)レオパレス21、(株)丸和運輸機関、(株)京王百貨店、(株)京葉銀行、(株)渡辺住研、(株)東和銀行、(株)読売情報開発、(株)日本旅行、(株)八千代銀行、住友生命保険相互会社、静銀ビジネスクリエイト(株)、積水ハウス(株)、全農青果サービス(株)、中央出版(株)、東海旅客鉄道(株)、東京アート(株)、東芝テックビジネスソリューション(株)、東日本旅客鉄道(株)、日立建機(株)、明治安田システムテクノロジー(株)、野村マイクロ・サイエンス(株)、厚生労働省、関東財務局、東京入国管理局、北海道警察、埼玉県、さいたま市、新潟県、福島県

国際交流

「地域と世界に開かれた教育をめざして」

 埼玉大学は、18の大学間学術交流協定と、15の部局間学術交流協定を締結しています。交流協定を活かし、共同研究・教員交換・学生交換等が行われ、埼玉大学は世界と共に研究と教育を推進しています。

 上記の2形態の交流協定を活かし、教育学部では、西オレゴン大学と年1回の教員交換を行っています。招聘教授による特別講義が実施され、双方大学の学生・教員の視野の拡大に寄与しています。また、毎年数名が交換留学生として1年間、さまざまな協定校での学びに従事しています。

 教育学部の国際交流に関して特筆すべきは、短期海外研修です。9月:カトマンズ、2月:シドニー、3月:バンクーバーと、授業期間外はほぼすべて、海外研修が組み込まれています。日本で授業の無い時期は、海外で英語や文化を学ぶことができる仕組みです。しかもこれらの研修は、他大学にも一般市民にも公開されており、学ぶ意志を持ち行動の責任を取る人は誰でも参加できます。ですから、多様な参加者と共に異文化を経験することとなり、海外研修が参加者の世界を広げてくれる効果は多大です。

オレゴン カトマンズ シドニー

オレゴン

カトマンズ

シドニー

教育学部TOP
  • 学部案内
    • 学部紹介
    • 課程・専修紹介
    • 教員紹介
  • 教育・研究
  • 受験生のみなさんへ
  • 在学生のみなさんへ
  • 卒業生のみなさんへ
  • 教育学研究科TOPへ
  • 付属小学校
  • 付属中学校
  • 付属特別支援学校
  • 付属幼稚園
  • リンク集
埼玉大学共通メニュー
受験生・入学を考えている方
在学生のみなさん
卒業生のみなさん
地域社会・一般の方
企業・研究者の方
  • 大学案内を見る
  • 埼玉大学の教養教育
  • ユニークな英語教育